英語キューレーターのセレン氏は次のように言っています。
これは非常に大事なポイントで、英語学習の一番初めにしなければいけないことは、「発音」です。音が全ての土台なんです。
ここを軽視する傾向が日本人に強いのはやはり学校での教育、耳に頼らない文字偏重の教育の結果の一つだと思います。
読めはするけど、聞けない。という意識の人が多く、また実際にそうなのだと思います。
読むときは頭の中で独自の音に変換して、意味も変換して読めるので音が間違っていても自分の頭のだけでは意味は取れるかもしれません。
でも、それが音として発せられた時、頭の中の情報と結びつかないので聞いてもわからない、ということが起こります。
極端な話"favorite" という単語をスペルを覚えるために「ファヴォリッテ」"Wednesday" という単語を「ウェドネズデイ」と覚えるのは、聞く、そしてまた話す、という次元においてはなんの意味も持ちません。
最初の頃は英語を「勉強」することは非常に大事です。
英語は慣れだよ、とアドバイスする人がいます。「習うより慣れろ」という教訓を引き合いに出す人もいます。が、違います。
慣れる前の下準備をせずに慣れようとしても、慣れられないのです。慣れる、には基礎がいります。
「習うより慣れろ」ではなく「習いながら慣れろ」なんです。慣れる事と同じくらい、基礎が大事。その一番初めにくるのが「発音」なのです。
事実、英語が高いレベルでできる人に共通しているのは「発音」が綺麗、ということなんです。これはつまり、口と耳で英語という言語を正しく認識している証拠。
逆に言うと、ここを疎かにしていては、英語という言語はなかなか身につかないはずです。
まずは発音の基礎を学ぶことから始めましょう。
言語音には音素が並んでおりません。そのためにネイティブを真似る以外に学習方法はありません。子音とか母音が大事なら、必然的に音声よりは文字の方が重要になります。