「いったん和訳」の習慣を捨てる | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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LIXIL SC本部浴室製造部管理G チームリーダー 高沢美智子氏が英語を読む学習について次のように書いています。


こんなに自分にフィットするやり方があったのか、とびっくりしたことを覚えています。近所の書店で何気なく買った酒井邦秀著『快読100万語!?ペーパーバックへの道』という本が提唱する、独特の英語学習法のことです。

著者の手法を簡単に述べれば、「いちいち辞書を確認しないで、英語の本をやさしいものから読んでいき、やがてふつうの大人が読むペーパーバックをすらすら読めるようにする」というもの。このやり方が私にはぴったりでした。


私は理系出身で、とくに英語が得意だったわけではありません。しかし1990年に社会人になった頃から、つねに英語は必要だと感じてきました。海外旅行でも英語が使えれば便利ですし、世界のニュースをいち早く詳しく知るためには、日本語だけではなく英語のサイトを読めたほうがいいからです。国際化が進むなかでは、仕事でも英語の必要性が増してきます。


ですから、いろいろな手法で英語学習に取り組んできました。TOEICの対策本やCD付きの時事英語雑誌を買いましたし、英会話教室に通ったり、電話での英会話レッスンを受けたりしたこともあります。ただ、残念ながらどれも続かないのです。


同書によれば、「どんな言葉でも、その言葉が自分の口から出てくるには、体の中に相当な量がたまっていなければなりません。(略)いちばん効率的な吸収法はやさしい本を読むこと」。そういわれてみると、以前の勉強法では、自分のなかに流れ込んでくる英語の量がそんなに多くはありません。また、「英文和訳しながら理解する」という、時間のかかる読み方をしていることも「英語ができない」一つの原因だと書かれていますが、まさにそのとおりだと感じました。


英語を母語としない外国人向けの段階別読本を難易度順に読み進めつつ、同時にネーティブの子供向けの本を読んでいくというのが酒井メソッド。とくに入門編は「こんなにやさしいの?」と驚くような本ばかり。たとえば「くまのプーさん」を子供向けに書き直した本などが並びます。

でも、辞書はひかず、和訳もせず、英語のまま理解しながら読み進めていく。それを続けることで、私の英語力は着実に向上しました。


実は70代の母にもこのやり方を紹介したのですが、「最近すらすら読めるようになってきた」と好評なのです。


英語を理解するには覚えるのが先決です。

易しい英語をたくさん読む事は理に適った学習方法と言えます。