新潟県立大学の学長、猪口孝氏の英語教育の提言に関して | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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猪口孝さんの著作の本の帯にこう書いてあります。”はっきり言おう。日本は「英語失敗国家」だ。”



しかし、残念なのは、TOEFLとTOEICの違いさえもきちんとされていない点です。例えば、”人民の僕として国民にさまざまなサービスをする予定の上級官僚志望者には、大学卒業までにTOEFLの得点を少なくとも550~700点くらい取らせようではないか。(p.72)”



これなどは完全にTOEFLとTOEICの違いさえ理解ができておらず、出版会社の編集人も理解できないようです。



何よりも、日本人の英語力が問題であるのであればどのような問題があるかを明確にしてその対策を立てるべきです。



猪口孝氏は日本の英語教育に警鐘を鳴らしていますが、日本語英語教育の問題点を明確にする必要があります。



現在の日本の英語力を見た場合に問題のなのは文字英語ではなく、音声英語の問題です。文字による英語を書き、理解する事については教育したくらいのレベルの学力はあると思います。



しかし、大きな問題は音声英語を理解したり、発話する力が低い事です。猪口氏の英語の国際試験で180位と言うのはその音声英語をテストするものです。国際的な英語試験では日本語が介在しない、音声英語の比重が高いのです。



問題が音声英語のレベルが低いと考えた場合に授業を英語でしたところで音声英語の力が上がる保証はありません。日本人の英語文化圏で留学学生の音声英語の力見ればそれは自明であり、多くの英語の授業を受けたくらいでは克服できなのです。



また現在はインターネットや地上波や衛星放送のテレビ、iPod、DVD、CD等で生の英語が豊富に聞ける時代でありながら、現在の若者の音声英語の力が数十年前よりは良くなった形跡はありません。



つまり、英語学習者が生の英語に触れる量に比例して音声英語力を向上させている事実はありません。臨界期を過ぎた成人が英語を習得するにはインプットやアウトプットだけの量では簡単に克服できないのです。



”入学したら教科書の半分は英語 授業は半分以上を英語とすべし。”と言うのはまったくのナンセンスです。



何か新しい事を学ぶのであれば母語である日本語が最高のツールです。わざわざ英語の教科書で学ぶのは具の骨頂です。



また授業を英語でやるとすれば誰がどのようにすると言うのでしょうか。現在の日本では先生さえも養成できないでしょう。



英語で授業を受けたら自然に英語が身に付くと思っているのでしょうか。



破産した英会話学校がネイティブと話せば、接触すれば英語が話せると言ってましたが、現実はそんな簡単なものでありません。



日本の音声英語のレベルが低いのはその基本的な教え方が問題だと思っています。



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