下地を施し、漆が塗られていきます。
完成すると金色一色になる像も、この様に黒漆が塗られています。
こちらは台座。
一見するとなんてことはないように見えますが、ムラや刷毛痕、埃節もなく、必要なところには角を立たせた大変丁寧な塗り。
その後、箔押し師さんの工房にて・・・
研ぎ澄まされた御像はさらに箔押し漆が塗られ、金箔を貼っていきます。
箔押し漆の濃さや拭うタイミング、少しの違いで箔の色は変化します。
今回は最上級の五毛箔を使用しました。
金の純度が高いため、扱いにも注意が必要です・・・。
この後、髪や唇、眉などの彩色を施し、いよいよ完成となります。
このように京都では職人さんたちとの連係プレイによって一つの仏像が迎えられます。
一つ一つの工程のプロフェッショナルだからこそなせる技がここにあります。
そのような方々にお力添えを頂いて出来るお仕事。
本当にありがたいです。。。