特におおっぴらに公開するわけでもなく、ただ内輪で少しやってみるためだけに設定してみた。

Ustreamは説明しなくても分かると思いますが、生放送できるサイトです。

今回はMacを使って、UstreamでBGMをバックに(なんかおかしい表現だなw)自分の声を乗せてみようと思います。

※もし間違ってる箇所あれば指摘してくれると喜びます。


1準備物

パソコンハード

●マイク    これがないと始まらない
●ウェブカメラ 顔出しや、何かを映したい時に。

CDソフトウェア

基本的にフリーソフトを利用します。

■Ustream Producer 放送用のアプリをダウンロードします。

http://www.ustream.tv/producer

Pro版($199)もありますが、Freeでも十分ですね。本格的にやるなら欲しくなるけどw

Free版は外部カメラ入力が1つと、スクリーンキャプチャ、動画、静止画、音楽が使用できます。

$capriccioso-UstProducer

あと必要なソフトたち↓

■CamTwist  ダウンロードはこちら

なくても特に問題ないけど、あった方がいいかも。
エフェクトが豊富で面白いことができます。
Ustream ProducerのFree版では文字表示ができないみたいなので、テロップ等を表示させたい場合は必須かも。
今回は特に説明はしません^^;


■Soundflower ダウンロードはこちら

仮想オーディオデバイスが2つ追加されます。
これがあるとマイク入力と、PC音入力、左記の2つのミックス音を別々のデバイスに設定できて、色々便利です。


■LadioCast ダウンロードはこちら

元々ラジオのストリーミングサーバへ接続できるミキサーソフトでしたが、これを仮想のオーディオミキサーとして使用します。入出力それぞれ3つずつあります。

$capriccioso-LadioCast

うちでは入力1にUSBオーディオインターフェースを設定して、ミキサーの音を入力してます。
このミキサーにはマイク、シンセサイザー、エフェクターを接続してるので、マイクやシンセの音を取り込んだり、エフェクターを通してからPCに取り込んだりもできるようにしてあります。
よくスカイプとかではマイク入力をピッチシフターで高音にしてPC入力したりw


★ネタ★Audio Hijack Pro ダウンロードはこちら

これはなくても全然OKですw
要は、入力された音声にエフェクトをかけて、他の音声デバイスに渡すというエフェクターです。
マイク入力にエフェクターをかけ、Soundflower(16ch)(後述)に渡す、という使い方ができます。
Apple標準のエフェクトにはピッチシフターとかイコライザー、リバーブなど色々あるのでネタ的には面白いかも。
ただ、フリー版だと10分使用すると音声にノイズが混じります。お値段は$32です。


とりあえず以上のソフトをインストール!


2設定

■Macのサウンド設定

システム環境設定から、サウンドを開きます。

$capriccioso-サウンド設定

システム出力はSoundflower(2ch)に設定。
システム入力は外部マイクデバイスを設定。

これで、iTunesなどのPCから出る音はSoundflower(2ch)に、外部からの音がMacに入力できるようなります。


■LadioCast設定

さっきの画像で説明すると、以下のようになります。

・入力1 マイク入力デバイス  出力先はAux1に。
・入力2 Soundflower(2ch)  出力先はAux1に。
・入力3 Soundflower(16ch)  出力先はメインに。

・出力メイン 全部ミックスした音の出力先。通常スピーカーとかヘッドフォン接続してるデバイスに。
・出力Aux1  Soundflower(16ch)
・出力Aux2  今回は使用しません

この設定で、マイク入力とPC音(Soundflower 2ch)がミックスされてSoundflower(16ch)に出力され、最終的に出力メインに出力されます。

これによってマイク、PC、ミックス音が個別に音量スライダーで調整できるようになります。


■Ustream Producer設定

まずはLive Inputでメインとなる配信画面を設定します。

$capriccioso-LiveInput

今回は画像入力にCamTwist、音声入力はSoundflower(16ch)に設定しました。
CamTwistにはウェブカメラを設定しています。
画面の右にある音声レベルメーターのヘッドフォンアイコンをクリックして、モニター音は切っておくといいかも知れません。(音声が2重に再生されてしまう為)

これでとりあえず、画像はウェブカメラの映像、音声はマイクとPC音がミックスされて配信できるようになります。

基本設定はこれでおしまい。Broadcastボタンを押せば世界に配信されます!


3応用編

さてさて、ウェブカメラの映像配信設定をしましたが、UstProducerはFreeでも動画やスクリーンキャプチャも配信できます。

$capriccioso-Ust設定画面

こんな感じに設定してみました。

1番左はCamTwist、Soundflower(16ch)設定。
2番目は車載動画の動画ファイルに、PIP->Side by Sideで、Live Input Camera(CamTwist)の画面で、音声はLive Input Microphone(Soundflower(16ch))設定。
3番目はスクリーンキャプチャ画像に音声はLive Input Mic。
4番目は何かあった時の為に、静止画にmp3の音楽ファイルを設定しています。

緑の枠がついてるのが送信されてる画像です。

各設定を選んだ後、♫Soundをクリックすると、音声入力を設定できます。

$capriccioso-サウンド設定

ここでいうLive Input Microphoneは、左端のLive Inputで設定されてる入力設定が適用されます。

つまりは、全部の設定にLive Input Micを選べば、マイク入力が途切れる事なく、画面設定が切り替えられます。

画面切り替えはTransition設定より三種類選べます。

4番目の何かあったとき用は、放送事故(?)や休憩等の時にこれを選べば、静止画とともに音楽だけが流れるって事です。


4Skypeでのビデオチャットの2人の顔を表示しながら放送してみる

自分では顔出しはしないのですが、ちょっと設定だけしてみましたw
※ただ、音声はまだ実験はしていないので、この設定で大丈夫かは未確認です!
 音声ループなどした場合はごめんなさい。
 実験をやってみて、うまくいかなければ修正します。


●まずは音声の設定

Skypeの音声設定を開きます。

$capriccioso-Skype音声設定

・出力デバイス Soundflower(2ch) 相手の声を(2ch)に入力します
・入力デバイス マイク入力デバイスを選択 自分の声を相手に送ります
・呼び出し音は適当に。

この設定でいけると思います。


★BGMを流す場合

Skypeの出力デバイスをSoundflower(16ch)に設定してSkype側で音量調整するか、(2ch)のままでBGMのプレイヤー側で音量調整して下さいw

この場合、BGMはSkypeの相手には聴こえません。というか、聴かせちゃダメですw

Skypeはお互いが音声を同時に発すると、相手の音声が途切れ途切れになってしまうのです・・・


●画像設定

さっきの2番目の設定を使用します。
この設定は動画ファイルにPIPでウェブカメラを設定しているので、まずはPIP->SwapMediaで入れ替えます。
その後、またPIP->Side by Side->ScreenCastを選びます。

$capriccioso-PIP設定

Screencastから、Screen -> Select Screen Regionを選びます。

$capriccioso-キャプチャ範囲設定

そうすると、モニタのキャプチャ範囲が設定できるので、これで相手の配信画面をキャプチャします。

これで見事に相手と自分の画面が斜めで向き合った画面になります!


こういうのっていじくってると面白いですね。

というわけで、みんなもやってみよう♪