昨日、大野えりさんのライブに行ってきました


南青山BODY&SOUL

初めてやったけど

お酒が飲めない事を後悔する位の

アダルティ且つ素敵なお店でした


大野さん

本当に本当にかっこいいです

スタンダードナンバーをあそこまで

自身の空気でオリジナルに歌いきってしまう事にかけては

彼女の右に出るものはいないんじゃないかって

本当に心の底から思ったりします


歌を唄うって事は

こういうことだよなぁって

久しぶりに思いました


メロディーとか

言葉とか

雰囲気とか

テンションとか

感情とか

思い出とか

天気とか

隣にいる人とか


音楽は絶えず変化します

午前中に聞いた曲は

夜になると

また違う面を見せてくれたりします


だから

やっぱり唄い続けなければいけないと

改めて

そう思った素敵な夜でした


クランベリージュースと生野菜とチーズとJAZZ


この記憶

一つ一つが

あしたからの自分の血となり骨となる


ちなみに大野さんの最新アルバム

『SWEET LOVE』は

Amazon.co.jp

でお買求め頂けるそうです


ライブとCDはまた違うけど

彼女の魅力が詰まった素敵な一枚です


春から夏へと移り変わる夜に

いかがでしょうか?


注:宣伝料は頂いておりません(笑)



高校時代の友人で現在関西在住の友人が

日帰り出張で上京してきたので

数時間だけ隠れ屋で食事をしてきた


あたしのように、あちこち住んでいる人間は

色んな場所に、その時代時代の友人がいる

とてもありがたい事だと思う


が、やっぱり地元の友人は何かが必ず違う


ちなみに彼女とは

高校1年と3年で同じクラスになったのだが

校外で会ったのは

関西に進学が決まった子達で親睦を深めようと

10名程でSUBWAYに行った一度だけだ


しかし関西に移住してからは、お互い一度ずつ引っ越しをしたけれど

遠くても電車で30分以上の場所に住んだ事がないという

距離感も手伝って

彼女とは週の半分を必ずどちらかの家で過ごすほど

密な時間を造ってきた


人と人との密度は

事件と共通の思い出なのかもしれない


10代の頃

お世辞にも素敵とは言い難い

何とも面倒臭い男性とお付き合いをしていた事がある


人を悲しませる為なら

平気で作り話でも既成事実でも作ってしまう

そんな彼と

私はずるずると時を重ねどうしても離れる事ができなかった


ある日決定的な事件が起こった

それでも、許す方向に向かおうとする私に向って

彼女は言った


「そんな風にすがりつくほど良い男とは

あたしはどうしても思えないんやけど?!

いつまでもあんな奴の言いなりになって

いい加減みっともない事やめな」


みっともない・・・・


そう、多分その時だけじゃなく

自分の意志ではどうにもならない程

あたしは麻痺していて

冷静な判断なんてできてなかった

まさにみっともない以外の何者でもなかったんだろう


でも、その時のあたしにとって

それ程衝撃の大きい言葉もなかった


結局その日は終電もないし

あたし達はいつものように

一つ布団で無言のまま眠りに就いた


翌朝、外はうっとおしいほどよく晴れていて

後から起きてきた彼女に


「ねぇ、、めっちゃ良い天気

マクドでも行こうか?」


「うん。ホットケーキセット食べたい」


それだけだった

マクドではいつものように周りも省みず

くだらない話で大笑いをしていた


そんな風にしかできない程

あたしは、ショックを受けていたし

彼女もそれを痛いほど知っていた


その日の夜

あたしは性懲りもなく

また彼の家へと行き

何事もないような彼を見たら

無性に腹が立った


「あんたのせいで喧嘩したんやから!」


そう言って泣き出したあたしを

珍しく困ったように見ながら


「そんなん俺のせいちゃうやんか・・・」


何だか寂しそうに

ぎこちない手つきで頭を撫でてくれた

優しくしてもらった思い出なんて

ほとんどないハズやのに・・・



数日後、彼女と買い物をしていた時

いつものように彼から呼び出しの電話が掛ってきた


「どこにおんの?だれとおんの?」


「え・・○○(彼女)・・・」


「・・・なんや喧嘩してたんちゃうんか

心配して損した」


何も言えないで突っ立ていたあたしの手から

彼女は何かを感づいたのか

突然携帯を奪い取り


「お前ごときにあたらしらの友情壊されてたまるか

調子にのんなよ!ボケッッッ!!」


そう言って勝ち誇ったように笑って

携帯を返してきた彼女の笑顔に背中を押されるように


「今買い物しているし

カラオケ行ってご飯食べて

朝までずっと話す事沢山あるんやから

あんたと会ってる時間なんてない」


呼び出しに応じないのは初めてだった


「言ってやった・・・」


そう呟いたあたしに


「あんたかっこいいわ」


そう言って彼女は笑った



あれから、何度か喧嘩もしたし

静岡と大阪

北関東と大阪

東京と大阪

距離は近づいたり離れたりしても

お互い、地元を離れてたくましく生きている


そして、帰る場所が同じだという

連帯感なのか安心感なのか

確実に奥底にあるモノが

同じだというのは

本当に救いになる時がある


そして頑張っている姿が

お互いの起爆剤になっている



このブログの存在を知らない今の内に

こっそり言ってしまおうと思う


いつもいつも本当にありがとう


今夜辺り

皆さんも遠く離れた古い友人に

連絡でもしてみてはいかがですか?

皆様、素敵なGWを満喫されましたでしょうか?


先日も書き記した通り

地元より友人が遊びに来ており

連日、ガイドブックばりの名所巡りをしてきました


中でも東京タワー・・・

何となく、経由駅やし、小学校の修学旅行以来登ってないし

夜景がキレイそうやし・・・


という、行き当たりばったり的な発想で

急遽加えられた、『東京タワー。お上りついでに登っちゃおうよツアー』


突然ですが

東京タワーの高さが333Mだということは

周知の事実


でわ、人の足で登ることができるのは何Mまでか?


正解は150M


という事で

東京タワー東京タワー

足で登ってきました・・・


なにしろ

行き当たりばったりだった今回の東京タワーツアー

到着時間も20時頃と若干遅めにも関わらず

人人人入人人人・・・・・ヒトヒオヒトヒト・・・叫び


まずは外から館内に入るだけで某世界的有名なねずみのマスコットキャラクターで知られる

○DLばりの行列・・・


時間潰しの為に、主に東京タワー真下からのショットを押さえるべく奮闘していた我らが耳に飛び込んできた


「現在最短で展望台へご案内しております、階段ツアーご希望の方はこちらにお並び下さい」

という、プレートを持った係員の誘導

更に付け加えること

「尚、エレベーターにお並びの場合は、展望台まで1時間程のお時間を頂戴致します事をご了承下さい」


・・・・・・『はい!階段ツアー行きます!!』キラキラ


意気揚揚とロープをまたぎ、5分後に出発した階段ツアー


しかし、肝心の

『一体、何階まで何段の階段を上るのか?』

という、最重要情報は誰も知らず


とりあえずは館内の階段を昇ること5階

そこで、いきなり外に出た


なんだ~~こんなんやったらめっちゃ簡単やん♪と

浮かれる私の耳に

「・・・・そんな訳ないやろ?・・・」という囁きが友人よりもたらされた


そのコメントをサポートすべく

階段ツアー行先案内人より

拡聴機にて、ツアー参加者に伝えられた

注意事項


『ここから展望台までの間には、お手洗いの施設はございません。

必ず、お済ませ下さい   ×2回


階段は一度登りだすと後戻りできません

ご自身の体調とよくご相談下さい   ×2回


ここからはスタッフの同行はございません

ご自身のペースでゆっくりお上り下さい

尚、途中休憩スペースもございますので

そちらを有効にご活用下さい    ×2回』


フと我らが足元を見ると

・・・・これは、ヒール靴だねぇ・・・

しかも、昼間は品川や六本木ヒルズ(ついでにコールドストーンに45分程行列済)をかなり歩き回って

夕食も未!


しかし、負けず嫌いとは

本来このようなタイミングで発揮すべきもの


階段ツアー本番

未だ、ゴールまで何段の階段を昇るのかを知らないまま

右足の次は左足かたつむり

左足の次は右足足あと

という、基本的注意事項を頑なに守りながら

私たちの長い夜が始まった


徐々に蓄積される足腰への負担

動悸・息切れ


しかし、それ以上に

心地よい夜風と素晴らしい夜景


ガラスを通さない 生の夜景


途中途中「ここまでで半分です。休憩でもしませんか?」という類の心遣いの看板

323段目の「歌でもうたってつかれを吹きとばしましょう」というスパルタな看板

等に励まされ


600段の階段を登りきった私たちに待っていたのは

『ノッポン(東京タワーオリジナルマスコットキャラクターらしい)公認 昇り階段 認定証』

と、展望台をぎっしりと埋め尽くす

これまたどこかで見たような

人人人入人人人・・・・・ヒトヒオヒトヒト・・・


しかし、文明の力に頼って辿り着いた展望台には

夜景がキレイという視覚的感動(しかも受け身)しか残らなかったに違いない


何度も何度も繰り返される休憩の度に

どんどん小さく細かくなっていく景色

美しい彩と夜風

そこで交わした他愛もない会話と

意味不明なハイテンション


自分の足で登り切った目に映った

ガラス越しでない生の夜景は

何かを確実に教えてくれた



そして、帰りのエレベータ前で案内された

『お帰りのエレベーターは大変混雑しております

尚、階段をご利用になれば

8分程で地上まで降りることが可能です』



・・・・・20分かかったよ?