今回も美味しいお料理を作っていただき、シェフの実力を見せ付けていただきました。
そんな素敵なお料理を作ってくれた渡辺 雄一郎氏ですが、お見送りをしていただいた時に
カメラを向けるとお茶目な表情で目線をくれましたよ~ん♪

 
 
渡辺 雄一郎のシェフのお名前からとった店名。『Nabeno-Ism(ナベノ-イズム)』。
前回、「ランチが税込み1万円かぁ~、お高いわ~」などと言いながらお伺いしたのですが
あまりにも美味しく、食べ終わった後には「また行こうね~」とほぼ同じメンバーで
再訪しました。頑張ったご褒美などでいつかディナー2万円コースも伺ってみたいです。
 
 
ミシュランガイド東京2017で1つ星、ゴ・エ・ミヨ2017イノベーション賞、
東京カレンダーより2016レストラン・オブ・ザ・イヤー グランプリ、
東京最高のレストラン2017など各誌に掲載されています。
さくら的には、ミシュラン1つ星・・・?星の数少なくないかい?と
いささか不服ですが、まあ一年目だからな・・・と納得することにいたしました。
 
 
渡辺家の家紋、「渡辺星」別名「三団子」は、神に備える大切な物。
古の昔より、直会(なおらい)や日供祭など神様に食べ物をお供えするのは、
とても重要な神事さされていたこともあり、その家紋を取り入れたロゴマークを
作ったことで、フランス料理と和食の融合、そして浅草という江戸情緒の
残る地で料理を作るシェフの哲学や決意のようなものが感じます。
 
 
 

滋賀で作陶をしている湖風舎伊東晃氏の作品が所々に並びます。

ショープレートもこちらの方の作品ですね。

実は先日シェフのFACEBOOKで拝見したのですが

なんと小学校の時の同級生。

幼馴染の作品を使うなんて、シェフのお人柄ですね。なんかいい。

 
 
 
テーブルセッティングはもちろんオレンジ。
シェフはオレンジがお好きなようで、伺う日にテレビで食彩の王国を見ていたら
たまたま登場されていたのですが、当日着ていたブルゾンもオレンジでした。
徹底的なオレンジブランディング?もしくはオレンジ好きなのかな?( ´艸`)

 
 
今回も渡辺シェフと仲良しののりぴーが予約を取ってくれたので、
ちょっとおまけがつきました。なので、今日の料理は、
ランチコース「Koma-Gata」 powerd by のりぴー
としておきたいと思います。
おまけ食材には、のりぴースペシャルと表記しておきますね。
 
ナベノイズムではホームぺージにすべて詳細がかかれているので
コピペしておきます。どのお料理も間違いないと断言しちゃいますが
簡単にコメントをしておきますね。
 
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完熟イチゴとフルーツトマトのガスパチョ カンパリ
オレンジのエキュームと共に浅草老舗とのコラボ
スナックとアントナン風グリーンオリーヴのマリネ

まずは、定番の和を意識したお料理が2つほど出てきます。そのひとつがこちら。

ナベノイズムオリジナルの器に盛り付けられて登場します。

 
 
完熟イチゴとフルーツトマトのガスパチョ 
カンパリオレンジのエキュームと共に

完熟イチゴ/フルーツトマト/セロリ/バゲット/ミント/コアントロー/

オリーブオイル/マルドンソルト/カンパリ/オレンジ果汁/山椒/

※冬に旬を迎える日本の苺、コアントロー、カンパリと2つのリキュールの相乗とマリアージュ。
イチゴの味が強くいのですが、これに様々な味わいを加え、
スペシャルなガスパチョにしています。ちょっと乙女な味わいのスープでした。
 
 

グリーンオリーブのマリネモロッコ風

ジェラールアントナン氏との想い出

グリーンオリーブ/オレンジコンフィ/サフラン/クミンシード/
コリアンダーシード/生オレンジ皮/ミント/コリアンダー
オレンジの香りがふくよかで、加えてバランス良くスパイスがきいています。
自宅に常備できるもんなら常備してみたいグリーンオリーブです。
 
 
駒形 種亀最中のカナッペ
種亀モナカ皮/クリームチーズ/黒トリュフオイル/塩昆布/アーモンド/丹波黒豆
クリームチーズと塩昆布とアーモンドって・・・。うまく素材を組み合わせたなと
いう印象ですが、香りや味に加えて、食感も楽しい。昆布の香りがたまりません。
 
 
 
大心堂雷おこしとフランスの出会い
雷おこし古代/シャラントポワトゥーバター/スペイン産アンチョビ/青唐辛子酢漬け
かすかな甘みと塩味が絶妙なスナック的アミューズグール。
斬新な組み合わせはスゴイ!と思ってしまいます。
 
 
 

“両国江戸蕎麦ほそ川”の蕎麦粉をソースエミュリュッショネの
技法で炊き上げたそばがき、
奥井海生堂蔵囲い2年物昆布のジュレと塩ウニ、
ウォッカクリーム、おろしたてワサビのコンビネゾン

和を感じる定番メニューの2つ目が登場しました。江戸前回はなかった

ベルナルドのプレートが加わり、ちょっとフランス料理っぽくなりました。

スプーンにオレンジの結びがついて一層華やかになりました。

 
 
朝挽き蕎麦粉/ウニ/奥井海生堂蔵囲い2年昆布ジュレ/ノルマンディクリーム/
ウォッカ/天城ワサビ/芽ネギ/キャビア
塩味はのりぴースペシャルのキャビアで。いい香りのそば粉も
たまりませんが キャビアが入ることによって通常バージョンより
インパクトが強くなりより存在感のあるお料理に。
 
 
ウオッカの香りのノルマンディークリームを。
これが加わることで一気にフレンチなメニューになりました。
 
 
 

江戸伝統野菜とフランス伝統食材の融合、

千住葱とフランスぺリゴール産黒トリュフ、

活帆立貝のコンフィ、広島県かなわ水産牡蠣のパテ
※葱、黒トリュフ、帆立、豚ゼラチン質、牡蠣、全てがリンクし絡み合っていく相性。

曲げの八寸盆にシダの葉、またお箸が添えられて和食の雰囲気が満点です。

 
 

千住葱/豚耳/帆立ヒモ/シブレット/鮎ドレッシング/ぺリゴール産黒トリュフ/

活帆立貝/シチリア産ケイパー/かなわ水産ベビーオイスター/やげん堀スパイス

(山椒、陳皮、けしの実)/トリュフオイル/シブレットオイル/牡蠣パテ/

和食の八寸盆への盛り付けですがお皿の中はしっかりとしたフレンチに。

前回は鮎でしたが、今回は帆立とベビーオイスター。これだけの食材をもりつけて 
どんな味なんだろう・・・と一瞬思いながらも、それぞれの食材がイキイキとしていました。
牡蠣はかなわ水産のブランド牡蠣ですが、ベビーオイスターって初めて食べました。
ふくよかな甘みがあって素晴らしい。ホタテのコンフィも甘みが凝縮。美味しかったです。
 
 
パズルのように盛り付けてある豪華食材ですが、下に隠れていた
千住葱の美味しかったこと。葱の甘味を堪能させていただきました。
 
 
箸勝本店謹製のお箸はお持ちかえりいたしました。
 
 
 

ラングスティーヌ、鶏のハツ、リーフマウンテンエッグ共に

ココット仕立て サルディーニャ島のパスタ フレゴラと

雪下縮みほうれん草を添えて

ラングスティーヌ/カリフラワー/ほうれん草/フレゴラ/こだわり卵/鶏のハツ/

エストラゴン/クレソンスプラウト/生クリーム/低脂肪乳/天使海老のビスク/

純米酒/コニャック/干し海老/
※甲殻類と鶏のコンビネーション、卵との組み合わせは鶏のマレンゴ風からのインスピレーション。

 
 
 
松の枝が束になっていて、これも和の雰囲気でしたが、和の雰囲気残る料理から
融合、そしてフレンチと徐々に流れていくのがナベノイズムの特徴です。
 
 
卵を割ってココットの中の素材と合わせていただいたので、卵の旨味なのか
なんなのかわからないんですが、ビスクと卵の相性が抜群で口の中に広がる
味わいがたまらなくてね~。中にはラングスティーヌなんかの食材がはいって
いたのですが、それとこのとろとろスープを一緒にいただくとバツグンの美味しさでした。
 
サルディーニャ島のパスタ フレゴラ
食感の残るつぶつぶパスタ。ビスクと共にしっかり噛みしめて
旨味を余すところなくいただきました。
 
 
牛ほほ肉をアサヒ熟撰とギネスビールで柔らかくブレゼ
フランス フランドル地方料理 カルボナードの定義に基づいて
北海道産インカの目覚めのエクラゼ、
入山せんべいクランブル仕立て
 
 
 
タイトル長い・・・と思ったのですが、聞けばどんな料理かばっちりわかる感じに。
以前は恵比寿で○ッ○ロビールの煮込みを作っていたそうなんですが、
こちらはアサヒビールのお膝元。ギネスで煮込みます。
とろっと甘く、繊維がほぐれるようにほろほろ~~~。
 
 
そして甘く柔らかく作ってあるインカの目覚めの。
一緒にいただくと、おせんべいの味と匂いが、がつんと来ました。
おせんべいの味ってしっかりDNAにしみ込んでいる日本人にとっては
かなりインパクトのあるガルニになっていました。
加えて下に引いているバニラがふわっと香るとブラックオリーブのソースが楽しくてね。
どのお料理もそうなんですが、食材や素材を幾重にも組み合わせていて
その絶妙なバンス感覚に驚嘆。どれもため息がでるくらい素晴らしかったです。 
 
 
そうだ。ここはバゲットも紹介しないといけないんだった。
フランスから直輸入したパン。これがまた小麦の味がしっかりして美味しいんです。
 
 
バターと合わせるとまたさらにその味が広がってね。
お料理をしっかり食べないと・・・と思うので、パンはほどほどに・・・と思うのですが
つい美味しくて食べすぎちゃいます。パンフリークの方にも是非おすすめしたいパンです。
 
 
 
凍結させた温州みかんとホワイトチョコレートムース
スパイスを効かせたラム酒のソースと共に
ここにもやはり「渡辺星」。ロゴマークを彷彿させるデザートが登場しました。
チョコレートと柑橘類の芳香が香る季節のデザートでした。
 
上からラム酒の香るソースをかけると見る見るうちに
チョコレートが溶けて中から冷凍ミカンがでてきました。

 

 
 
クレームブリュレ フリュイルージュとカシス&プラムのソルべ
塩味のクランブルをアクセントに
森山硝子の涼し気なガラスのプレートに、名前通り赤い果物がふんだんに
盛り付けられたデザートが登場しました。
 
 
このカシスとプラムのソルベが絶品でね。濃厚なんです。
イチゴもコンフィにしてあって、とろっと甘い。
クレームブリュレは、とろけるような、そしてバニラやミルクの香りも強く
それだけでも美味しいのですが、ソルベと一緒に食べるといい感じで融合します。
甘さの中にキラリと光る塩味のクランブルがデザートにインパクトを加えていました。
 
 
日本堤 バッハコーヒーと駒形をイメージした小菓子
小豆を入れた抹茶のフィナンシェが和な感じ。
これもう少し大きなフィナンシェで作ってお持たせにしてほしいです。
 
 
前回はハーブティーにしちゃったので今回はバッハの珈琲にしました。
せっかくなのでね。
 
 
2階席はテラスもあるのでもう少し良い季節になったら
カフェはテラスでいただけたらいいな~と思います。
 
 
窓から外を覗くとこんな景色が広がります。
まさに現代の浅草を代表する景色ですね。
 
 
すでにcloseのお時間を過ぎていたのですが、テラスから隅田川の景色を
ご案内してくださったり、この日も、隅々まで角の整った完璧な料理で
素晴らしいお料理を堪能させていただきますます好きになったナベノイズム。
いつかはディナーで夜景を見ながら・・・。そんな思いを残してお店を後にしました。

 

 

 

家 Nabeno-Ism(レストラン ナベノイズム )

東京都台東区駒形2-1-17

03-5246-4056

[火~土]

12:00~15:00(L.O.13:30)
18:00~23:00(L.O.21:00)
[日]
12:00~15:00(L.O.13:30)

月曜日と毎月第4火曜日(変動あり)


ナベノ-イズムフレンチ / 浅草駅(東武・都営・メトロ)田原町駅蔵前駅
昼総合点-