昨年12月。恵比寿東口の住宅街にできた小さなビストロ『ici(イスィ)』。
幾何学的なロゴマークが印象的なお店です。
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このロゴマークは店内にも飾ってありますが、ランドスケープに
基づいた中に、モダンと落ち着きのあるかわいらしさが交錯します。
そんなロゴマークを象徴するかのようなインテリア。
そしてお料理。華々しいというわけではなく、
ほっこりした感覚で自宅に帰ってきたかのようなお店です。
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カウンター8席とテーブル4席のこじんまりしたお店。
ブラックのカウンターに温かな木のぬくもりを感じます。
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Prix Fixe Menu(プリフィックス) 5,800 yen
アミューズ・ブーシュ + 前菜 1 + 前菜 2 + 魚 + 肉
+ デザート又はチーズ + コーヒー + プティフール
前菜、メイン、デザートは好きなものをチョイス。
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じっくり炒めた玉ねぎのミニ・パイ
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小さなパイに甘~い玉ねぎの炒めたものがサンドされています。
玉ねぎの甘さが引き立つパイ。
オニオングラタンスープにしたときみたいな
濃厚な玉ねぎの甘さが引き立ちます。
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そら豆のケークサレとグリーンピースのピュレ
エスプーマを添えられたしっとりしたケークサレ。
そら豆が添えられてかわいい。
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グラスには、グリーンピースのピュレの緑にコンソメのジュレが涼しげです。




天使の海老と豆苗と共にお豆の甘さや風味をいただきました。
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パンはバゲットがつきました。
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富士鶏のコルドンブルー仕立て チーズとトリュフのソース
カダイフ大好き派としては、これは頼まなければならない一品です。
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一口大に作られたお肉には、生ハムやコンテチーズ。
数種類のチーズが使われていました。トリュフも少し。
リッチなお肉のカツレツといった感じでしょうか。
臭みのない鶏と絶妙な組み合わせ。
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金目鯛のポワレと蛤
お皿がどれもシックなんだーとこの当たりで気づきます。
これに皮の焼いた香ばしい金目鯛が野菜や蛤などと共に登場しました。
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にんにくのソースをまとった甘味のある春キャベツなどの野菜。
優しくも、蛤のエキスでリッチな風合いに。
ソースがオイルベースなので軽やかにいただきました。
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牛ハラミ肉のステーキ マデラ酒のソース
パン粉をまといさくっと焼かれているハラミのステーキ。
その下にはアスパラガスと人参のピュレ。
ソースはマデラソースでした。
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柔らかなハラミと、これらのソースに粒マスタードが躍動感を加えていました。
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ピスタチオクリームのミルクレープ フランボワーズシャーベット添え
最後はかわいらしく、赤いデザート。
しっとりしたクレープ生地と風味豊かなピスタチオのクリーム。
酸味のあるフランボワーズシャーベットが味に華やぎを加えてくれました。
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最後まで、デザインのコンセプトがヅレないですね。
まるっこいカップにビターな珈琲が注がれ、
小菓子は一口のガトーショコラ。
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全体的に男性はボリュームが足りないかな?という懸念もありますが
女性にはちょうどいいポーション。ハレの日の華やかなご馳走ではなく
「今日は頑張ったから美味しいものを食べちゃおう」とか
「疲れたから食事で癒されたい」とか
「ちょっとした感謝を伝えたい」とか、
そんに日常を上質で素敵な時間に変えたい気分のときにぴったです。
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カウンター越しのシェフを見ていると、
まじめなタイプで、初め恥ずかしがっていたのですが、
私がダジャレを連発したら素敵な笑顔になってくれました。
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いちばん住みたい街なんて崇められて
最近はちょっと賑やかすぎな恵比寿。私たちの年代はちょっと
肩身が狭いですが、まだまだ大人も優しみ包み込んでくれる恵比寿。
しっとりしたオトナも楽しめるお店ができてほっとしました。
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家ici(イスィ)
東京都渋谷区恵比寿1-26-12 サンライズヴィラ 1F
03-6885-3396
[火~日]
18:00~0:00(L.O.23:00)








iciフレンチ / 恵比寿駅広尾駅

夜総合点-