よく農業の衰退論で出てくる話ですが、
75歳でさすがに農業を引退するとして、
ここから10年後の農業人口を予想すると、




既存農家さん数
226万人-144万人=82万人



新規就農者数が順調に毎年増えたとして
5万5千人(1年の増加数平均)×10年=55万人
参照:農業労働力に関する統計



82万人+55万人=137万人



ざっと考えても約半数になる。



農業の新規就農は、
元々農業をやっていなかった人が行うには
かなりハードルが高い産業なので、
新規就農者がずっと就農し続けられるのは
非常に難しい。



農業自体の生産性がどうなのか問題の1つの
切り口として産業別GDP比と従事している人口比
で比べてみると、



産業別GDP比だと農林水産業は
1.2%(漁業、林業含む)
農業だけだと1%くらい



就業人口比は
→3.4%
※農業従事人口÷就労人口




たしかに、人口の3.4%で1.2%のGDP比となるのは生産性は低いことになる。
だからって誰もやらなくなったら国として終わりなんですがね。




「生産性をいかにして上げるか」
イノベーションが必要なのはそこで、
そのイノベーションの矛先が
農家さん側に向けられ過ぎなんだけど、
僕はそうじゃないでしょって思ってるクチです。




働きたい!
と思えて(やりがい的なもの)、
ある程度の経済的な収入があると思えないと、
新規就農者は増えないですよね。