食の安全で心がけていること ブログネタ:食の安全で心がけていること 参加中
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アメブロのブログネタを初めて書いてみる。


食の仕事をするものとして
食の安全で心がけていること
を改めて考えてみた。




食の「安心」と「安全」という言葉がある。




「安心」は、
気持ちの問題。
「安全」は、
定義と基準の問題。




結論から言う。

「安心」、「安全」
どちらも
基礎知識を得ること、と
信頼できる人・お店を持つこと
が大事。



あと、こんなこと言うとなんだけど
「絶対」と言う言葉はないと
思う気持ちも大事だと思う。




まずは加工品から。



こちらの方が青果より分かりやすい。
加工品は原材料表示義務がある。
原材料の部分には、
その加工品が何で作られているかが
書かれている。
でも、書かなくていい原材料もある。
これは応用編だけど。



加工品で知った方がよい知識は、



本来その食品を作るのに必要な
最少単位の材料を知ること




醤油であれば、
大豆、小麦、塩



味噌であれば、
大豆、米(麦)、塩



味醂であれば、
もち米、米こうじ、米焼酎




その他の調味料・タレも
基礎を勉強すれば、
よく分からない難しそうなものが
入っていたら「ん?」となる。
それが気を付けるポイント。
知っているだけで安心できる。
基本的に安全な基準をクリアしたものしか
入っていないから安全に関しては
そのメーカーの表記を信頼するかどうかの
問題となってくる。




次に、青果。
これは非常に難しい。
まず産地や生産方法に関しては、
青果仕入れを日々行う立場で言うと、
生産者さん、市場を信頼するしかない。



農産物のダンボールは
「○○県」とか
「○○栽培」とか
書かれているが、
極論こんなものは特注で勝手に作れば
中に全く違うものだって入れられる。



栽培だって、
無農薬って言いながら、
畑にニコチンを撒いている人がいるとか聞いた。
(知識がないだけ、、、)



先日、ガイアの夜明けで
"産地証明"を料理長がチェックする場面があったが、
これを生産者さんが出すことはほとんどない。
まぁ考えれば、
「この大根はこの畑で自分が作りました!」
ということを第三者機関に証明してもらうのも変である。



だから、"産地証明"を出すのは中間流通業者
が出すのが普通だけど、
それは中間流通業者の「信頼」を宣言する
独自手形のようなもの。



生産者Aさんの大根に
・畑での収穫時
・作業場(集荷場)での箱詰め
・トラック移動
と密着取材をしない限り、
それが本物であるかの証明は出来ない。



要は、
買い手である生活者が
生産者Aさんの大根を口に出来ているかどうかは、
「ここで買っているから大丈夫」
という信頼の上で成り立つものである。
最後の最後は。



小売業者である自分からすると、
生産者さんへの信頼
物流業者への信頼
小売業者の責任
で成り立つのが食の「安心」「安全」
なんだと思う。





要は最終的には、
全てが信頼で成り立っている
ということ。




だから、
信頼できる食材仕入れ先を見つけて欲しい。
そして、情報を判断できる基礎知識を付けて欲しい。


そしたら、きっともっと食が
おいしくなると思うのです。