減反廃止へ農家向け収入保険 5年後メド検討
(2013/10/29 2:02日本経済新聞 電子版日経新聞)





減反とは、
コメの生産を抑制し、米価の下落を防ぐ政策。
農水省が需要を予測した上で生産数量目標を定めて
都道府県に割り当てている。
(コトバンク)



調べると、減反が始まったのは1970年。
日本の米消費量は2011年時点で、
50年間で4割減ったらしい。
しかしながらわりかし米を食べている自分。

コトバンクによると、
お米を食べなくなっているわけではなくて、
家庭で炊飯することが減ったことが要因とある。
いわゆるライフスタイルの変化。
けれども、総量が減っているのだから、
お米を食べる量は減っているのは間違いない。



そんな、お米。
そんなお米だから、
「作る量は減らしましょうよ。」
と、経済学の本を開けばいの一番くらいに出る
「需要供給曲線」の供給を減らそうとしている政策
が減反政策です。



そんな減反政策が終わる?のを見越して保険が出来るらしい。
収入減るリスクあるから保険作りますって。
その保険は積立方式って、消える年金問題ですかね!?
足りなくなったら税金で賄うと思うから、
今の減反と税金の流れが変わるだけのような気が・・・笑



とかとか、まぁ野次はこれくらいにします。



正直、これ以上米の価格を落として
誰が喜ぶのかなと本気で思っています。
だって、5kg5,000円のお米って
最高級米の部類に入ると思うのですが
それですら1合150円。
茶碗1杯75円です。



僕はラーメンが大好きなので
よくラーメン屋に行くのですが、
ご飯無料って言って出てくるお米は
大半はお米が臭いです。
しかも黄ばんでいる。
うまいはずがない。



旨い米は、
米で米が食えるってくらい旨いもんです。



過去調理師免許取得のために居酒屋
で働いていた時のお米もそうでした。
どんなにうまい炊き方をしても、
臭いし黄ばんでいる。
なんでこういう、
身体に悪そうなご飯ばっかり出すお店が
日本にはチェーン展開されるのだろう。
また逆に、チェーン展開するならコストダウン
しろみたいな考え方ってそもそも違うだろって
思ってしまいます。
望まれてチェーン化するのには望まれる
理由があるはずなのに、
こういうお米を仕入れてお客様に出す・・・



安い方が売れるから安く作ろうとして
「おいしい」と思えない食糧を作って
農家も気持ちが良くないし
調理する人も気持ちが良くないし
生活者も気持ちが良くないし
誰が喜ぶんだろうなとかいつも思っていました。



TPPがリアルになれば、
海外のお米も本当に入ってくるかもです。
海外産のお米がどれほどの味なのかは
食べてみなければ分かりません。
もしかしたら、
吹いてしまうほど旨かったりして。笑



ただ、日本人の舌は日本の気候風土で育ったお米を好む。
僕はそう思います。
ただし、丁寧に日々改善されながら作られたお米と
そういう育ち方をしていないお米は味の違いに気づかれる。
だから、プロ以外は競争に負けて然るべきだというのが
僕の考え方です。
だって、真剣に作ってない人が
農家として食べていけないから補助するっていうのは、
真剣に作っている人にとっては頭に来る話だよね。
それと国家としてのセーフティネットは別問題。



そう思っています。



というのを、
学生の頃はいつも机上論で展開しておりましたが、
今はお店がありますからそこでやってみせますよ。



生産者と生活者を繋ぐ時に、
繋ぐものが努力して、繋がれる繋ぎを作れれば
毎日続けられる価格のこだわり料理は提供できる
と確信しております。



よっぽどこんな保険よりうちの事業の方が保険になる!
と生産者さんに言われるように頑張るべ。



今日は生産者の方を向いたブログでした。