ハゲタカ以来にはまったドラマ、チェイス。
NHK土曜ドラマ、やっぱりクオリティが高いです。


脱税コンサルタントと国税調査官の戦いなのですが、

・「お金」とは何か?
・「幸せや豊かさ」って何か?
・「人」って何なのだろう?

を考えさせられる人間ドラマです。



再認識するのは、
【お金】っていうのは、
経済のツール、
潤滑油、
ガソリン、
であるということ。


お金があるから幸せというのは、
ある一定のレベルまでは比例の相関があることは確実だと思いますが、
一生で使い切れない額のお金を手にした時、
手にする人によっては反比例して不幸になってしまうようにも思います。



よく愛はお金では買えないなんていいますが、
僕は、「やりがいのある仕事」もお金では買えないと思っています。



少なくとも先進諸国においては、
人は生きるために、お金を稼ぎます。
どちらにしろ稼がないといけない。
例えばの額で言えば、
月に20万円はどう転んでも稼ぐ必要があるのです。


そうした時に、
その同じ20万円をどういう手段で稼げるのか、
人生というものはそこに価値があるのだと思います。


もちろん、月に50万円でも100万円でも、
稼ぐ方法を知っていれば、稼げばいいと思います。


ですが、自分にとってやりがいがある仕事をやりながら稼いだ20万円。
こんなクソ仕事、、、と思いながら稼いだ100万円。
お金の価値は20と100だから5倍ですが、
その金を稼ぐために使った時間や感じた気持ちの価値は、
クソ仕事と思いながら100万円を稼いだ人が、
高級ブランド品、高級飲食店、高級ホテルで
散財することで得られるある種の快感と比べて、
どちらが優るのだろうな、、、と考えた時に、
これは本当に綺麗ごと抜きで、
やりがいのある仕事だろうなと僕は思います。


金を稼ぐためにしか生きられないなら、
僕は間違いなく明日自殺すると思います。
金を稼ぐ先に何があるのかも重要ですが、
金を稼ぐという経済的な行為を行うこと(=仕事)
が社会にどういう価値を残すのか、
それこそが一番重要なことだな、
ということを考えさせていただいたドラマでした。


目的が無いのに金を稼げる人は逆にすごいとは思いますけどね。
でも、目的があるから金を稼ぐ僕からすると、
常に"金が無い"と言う精神状態なので、
どちらが幸せなのかは本人次第ですが。笑