山村生活@群馬県南牧村~緑のふるさと協力隊がゆく~

群馬県甘楽郡南牧村

緑のふるさと協力隊 」としてやって参りました!


2011年3月13日をもって任期終了いたしました!

本当にありがとうございました!

Amebaでブログを始めよう!
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最後に

滋賀は昨日今日と吹雪が続いていますが

南牧は大丈夫でしょうか。



予告していた通り、この日記でこのブログ最後としようと思います。


今同時に広報の原稿にも追われているのですが

広報が表の姿だとすればブログは裏の姿ということで

書きたいと思います。


私自身、まだ混乱の中いますが、精一杯日常を送り

経済を回していくのが役目だと思っています。

がんばります。




さて昨年4月13日に南牧村にきて、3月10日に去るまで

南牧村の方々には本当にお世話になりました。


南牧村の第一印象は、本当のことを言うと、あれ?でした。

私の田舎のイメージは簡単に言うと、だだっ広い田んぼが広がっている光景だったからです。

田舎っぽくないなあと思いながら

「南牧いいところだんべ」と言われても「・・・そうですねぇ」としか言えず

私がこの問に対して「はいっ!本当にねぇ!」と答えられるようになったのは

半年後のことになります。


でも最初から、これはいい、と思っていたものがいくつか。


・勧能集落・大上上集落の風景

・観能集落・仲庭集落・道場集落の雰囲気

・子母山?だったか?



宮本常一さんの有名な言葉で次のようなものがあります。

「自然はさびしい。しかし人の手が加わるとあたたかくなる。」


これの意味が体を伝わりました。

人の手がうまく加わると、本当に温かいんです。

そこにいるだけで、気持ちが洗われるような。


けれどそのままの自然とはさびしいもんなんだなと。



そして、私が半年経ったあたりから

なぜ南牧がいいなあと思い始めたか。


人の温かさです。


傷つくこともあったけれど

それ以上に、その何倍以上に、助けてくれる人がいて

「傷つけるのも人だけれど、それを救うのも人なんだよ」

って他の協力隊の教えてくれたとおり

私は幸せな気持ちで1年間過ごすことができました。





うーん

何を書いても伝わりきらない気がするんやけど・・・



私がどれだけ南牧を好きになったかというと

本気で定住を考えました。というか、定住する気でした。

私がどれだけ南牧のためになれるか分からないけれど

人生を南牧にかけてもいいと思っていました。

村外の人にも話をしていました。


そして村内の人にも話をしました。


すると、驚くほどの反対、反対。

たった1年かもしれないけれど、南牧の現状は隅から見てきたつもりで

それを踏まえての決心だったのに

信頼している人に反対される度に心が折れてしまって。

試されていたのかもしれないけれど。


辛いというか悲しいというかなんというか。

何があかんかってんろうという自問自答。



最後なのに、こんなことしか書けないんだろうか私。




総括でも話したけれど

この1年の達成感みたいなものはありません。

だって何も達成していないから。


もし何かあるとすれば

これから続いていく人生で、振り返ったときに

初めて気づくものがあると思います。


この協力隊に応募したのは19のとき

20で参加して、今21です。

この大切な時期に、参加できて本当によかったと思います。







もう、多くは語らないほうがいいかな。



土のにおいが好きやった!

風の匂い、山の匂いが好きやった!

ゆっくり過ぎていく時間が好きやった!


たくさんのおじいちゃんとおばあちゃんができた。


日本がこの先どんな道を進もうとも

私がどんな道に行こうとも

次世代に伝えるべきことを南牧で学んだ。

絶対に伝えます。






この1年、私を支えてくれた方々、

本当にありがとうございました。


そして


ありがとう 南牧村!

最高の1年間でした!



いつまでもお元気で。

お会いできる日を楽しみにしています。





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