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今年のボージョレ・ヌーボーは5種類
マキコレ・ヌーボーは4種類です。

上の写真の一番左は、ボージョレ地区ムーラン・ナ・ヴァン村でいつも最高に美味しいワインを造る、ジャン・モルテのヌーボー。試飲した中で最もヌーボーらしいというか、ものすごい透明感、雑味の全くない、ミネラルウォーターのような(水っぽい訳では無くて)きれいな味。

左から2番目と3番目は歴史のあるヴォー・オン・ボージョレ村のプティット・メゾン・オートの
完全ノン・フィルター「ア・ランシエンヌ」最近はこれが一番人気。モルテから続いて飲むと、一口めから強さにハッとする味。開けて一杯目より二杯目がむちゃくちゃ美味しい。

特別な畑のブドウだけで造る最上級のヌーボー「アルバン・ド・ヴォーソンヌ」
ヌーボーらしからぬ濃い色、ガメイの香り+複雑な香り、果実味が強くて渋みがある。ワインを飲んでいるのに喉が渇く感じ。寝かせたらどう変化するのか、ワクワクします。

一番右は、樹齢40年以上のブドウから造るショヴォー・ラボームのヴィラージュ・ヌーボー。いつも安定して濃いめのヌーボーを造ります。

今年はまあこんな感じです。
ぜひ今年のボージョレ・ヌーボーを試飲しに来て下さいね(*^^*)

下の写真の後に、今年のフランスのブドウ畑の現地生情報(金井麻紀子さんからの)を書いておきます。
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2016.9〜10
今年はフランスのほとんどで、冷害が畑に被害をもたらし、その後も雨が多く、局地的に雹の被害が相次ぎ、絶望的な年になってしまった生産者も少なくない中で、ここボージョレー地区では、少し奥まっている地区にあるヴォー・オン・ボージョレー村の周辺では少しの雹の被害のみにとどまった。ムーラン・ナ・ヴァンやフルーリー村の畑近くは雹の被害が広い範囲に渡り、その後の雨により湿気がこもってしまうような立地の畑はベト病にやられてしまって、最終的に収穫できる健康なブドウは、ほんの少しという事態になってしまっている。ただ、出だしの時点で2015年に比べ被害のない畑は、十分な収穫量が見込める。
8月からは急に暑くなり、雨も降らず約一カ月猛暑が続いてブドウはどんどん熟していき、9月〜10月上旬まで雨もなく暑い日が続き、ブドウはやっと完熟することが出来た。全体的に小さめの実が良く色づきとても健康な房です。糖度も高く、色も濃く出ると思う。綺麗な色でとてもバランスが良く、タンニンが細かく丸い。

今年は、日当たりの良い悪いや、傾斜のある畑とか、畑のエリアによってかなりの品質の違いがでる。生産者の日ごろの仕事ぶりによる差がはっきり出るでしょう。ということです。
マキコレの生産者は、普段から収穫量を抑え、立地の良い畑でしっかりと仕事をしているので大丈夫。他との差がはっきり出ますよ。とプティット・メゾン・オートの生産者も言ってたそうです。