レイトン教授と悪魔の箱【ニンテンドーDS】 | 気球に乗ってどこまでも

レイトン教授と悪魔の箱【ニンテンドーDS】

レイトン教授と悪魔の箱
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基本的には前作と変わらず。

本筋以外の要素が多少増えてたり、
システム面で便利になったりしたぐらいで、
安定・安心のレイトンの世界を楽しめました。


が、しかし前作のレビューで苦言を呈した定価に関しては相変わらず4800円。
使い回し的な部分も多く見られるのにも関わらず、だ。

果たしてこの定価がどこから来るものなのだろうか?
と考えてて、ひとつ気付いた事がある。


このゲームは、ゲームに本質的には必要の無い部分にかなりの投資がなされているのである。
それはずばり宣伝費
もっと端的に言うと、芸能人を声優に起用している事である。

大泉洋・堀北真希・大沢たかお等の芸能人を声優に使う意図は?
そんなの話題作りに他ならないだろう。
どうひいき目に見ても全てがハマリ役には到底思えないのだ。

CMにも起用し、記者会見まで開き・・。
そんな事でソフトの値段が上がっているのだとしたらユーザーとしてはたまったものでは無い。


が、しかしだ。
逆にこれらの宣伝が無かったら、果たしてレイトンは売れたのか?
続編が出ることになったのか?
大体にして自分がプレイする事があったのか?

合ってるかどうかは別として、「芸能人起用」というファクターが、
この作品を多くの人、ひいては自分にも目を向けさせた事は間違い無いのだ。
そしてそのような戦略に踏み切ったのは、
ゲーム自体の出来に自信があった事の裏付けでもある。

結果的に多くの人が触れ、多くの人が虜になったのだから、
その自信に過信は無かったと言えるだろう。


・・・ここまで考えていくと、定価の事は仕方無いのかもしれない。
最早すべての要素をひっくるめて「レイトン」という作品なのだから。7点。