しやわせのいし~幸せの石~ | 日本酒バー開店日記~日本酒BARあさくらat京都~

しやわせのいし~幸せの石~

昨日の新聞に久しぶりにおもしろい開運グッズの広告が入っていました。



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「次々と幸運を呼び込む美紀ちゃんの不思議なお守り石」
しやわせのいし(幸せの石)


いやあ、きましたねえ(笑)
まさか子どもを使ってくるとは、
これは新しいパターンですよ。



「あのね、美紀ちゃんね、石さんとお話できるの」
「少女の手作り「お守り」」



大きく見出しで書かれている通り、
石とお話のできる6才の少女美紀ちゃんが
その人に幸せをもたらしてくれる石を選んでくれる、
というエピソードが母親の談話を交えながら
細かに書かれています。
ちなみに、この一家は美紀ちゃんがおねだりした宝くじで
2億円が当たったのだそうです。


その下にはおなじみのいかにもありそうな名前の架空の研究所、
(今回はISSインターナショナル能力開発センター)の
研究員による解説が掲載。



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さらに裏面には全国から寄せられた
彼氏ができた、借金地獄から救われた、就職できた、
宝くじが当たった等の感謝の声。




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そして、これまたすっかりおなじみの
スタッフによる検証実験。
今回はすぐに結果が分かるということで、
スクラッチ式の宝くじで1等の100万円ゲットです!!
札びらを手にしてスタッフさんうれしそうです(笑)




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ちなみに、しやわせのいしは受注後に
申込者の情報を美紀ちゃんに伝え、
その人に合った幸せの石を選んで
ブレスレットにしてくれるそうです(笑)
この美紀ちゃんの能力を発見したのが母親だとして、
それをこうして商材にしようと思いついたのは誰なのか?
そして、母親はそれを承認したのか?
という裏設定なんかを想像すると楽しいですね。



それにしても、やはりこの手のものって
世相を反映しているなあと思ったのが、
感謝の声の中に派遣社員をしていて首になったが、
しやわせのいしブレスレット届いた翌日、
解雇された会社から連絡があり、
派遣ではなく正社員として来てほしいと言われた、
というエピソードです。
商品自体、あるいはこの辺の感謝の声の内容が
時代を映してるんですよね。
私はこの手の広告を見るのが大好きで、
雑誌の裏や中にあるものもチェックしてるんですが、
切り抜いてスクラップしとけばおもしろい研究対象になったのになあ、
と少し後悔しています。
社会学者でやってる人いないのかなあ。
いないのなら、誰かがやってくれたらおもしろそうなのに。



ちなみに、ここしばらくの商品の中でのお気に入りは、
紗智子砂金ですね。
祖父から渡された幸運を呼ぶ砂金をペンダントだか、
何かに入れて分けてくれるというものなんですが、
寓話めいたエピソードにはずいぶん笑わせてもらいました。


しかし、この手の開運グッズはどんな人が買ってるんでしょう。
それが一番の謎です。




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