美容院予約事件 | 酔虎伝-酔ひどれ人生

酔虎伝-酔ひどれ人生

カクテル・酒・うまい店・・・
将棋と映画とその他の話題・・・
あと・・・あー、もう面倒くさい(爆)

木村一基八段とX八段は、奨励会時代からの仲良し。


奨励会時代によくVS(一対一の練習将棋)をしたそうで、X八段が一足先に四段昇段を決めたが、彼の好意でVSはそのまま続けられることとなった。


X四段が四段昇段を決めた後のVS、当日その時刻になってもX四段は現れない。



ようやく現れると、まるで木村のことなど目に入らぬかのように、



”あ、そうだ・・・”


”もしもし・・・”


美容院への予約の電話を始めたのだ。



あまりの態度に、木村は肩を震わせ、唇をかみ締め、


”俺は絶対に四段になってやる!”


と心に誓ったそうだ。


ところで、この話を観戦記に発表したライターさんが、このことをX八段に聞いてみると、彼は、


”何も覚えていない”


と言ったそうだ。


きっと四段になって、舞い上がっていたのかも知れないね。


でも些細なことで人は傷つく。


このとき、木村さんはとても傷ついたかも知れないが、その反発心が四段になる原動力の一つになったとしたら、少しは慰めにもなったかな・・・


なお、お二人は今も仲良し。


ファンの皆様、ご安心を・・・






今宵もしこたま酔って候

しからば御免