みなさん、お酒を楽しんでしますか?
女利き酒師ともりんです♪
前回までは、季節のいろいろな日本酒をご紹介しました。
今回は、五味について、お話します。
古くから『酒に五味あり』といわれています。、
甘味、酸味、辛味、苦味、渋味があります。
☆甘味:ブドウ糖などの糖分に由来する。
日本酒は米が原料なので、必ず甘味を持っている。
構成成分⇒糖類、甘味アミノ酸、グリセロール・エチルグルコシド
☆酸味:酸味のバランスによって飲んだときの甘辛度が変わる。
“酸っぱい”という感覚とは多少異なる
構成成分⇒有機酸(コハク酸、乳酸、リンゴ酸など)
☆辛味:アルコール度が数が強いと、通常は辛口に感じる。
日本酒の“辛い”は、唐辛子の“い”とは異なり、
“甘い酒の反対の味”を表す言葉。
構成成分⇒アルコール
☆苦味:舌に多少の刺激がある感覚。ほどよい苦味は、
味わいに厚みをもたせる。
構成成分⇒アミノ酸、チロソール、苦味ペプチド
☆渋味:「辛味」と感覚的には近い。酸とアルコールが強いと、
渋味を感じやすくなる。
日本酒は単純に甘口・辛口で分かれるほど単純ではありませんよね。
なのでまず日本酒を呑むときには、まずこの五味を感じてみましょう!
どの味が強く感じられるか?
最初は、なんとなくでいいです。
頭の中で「甘味、酸味、辛味、苦味、渋味」を
意識するだけでいいです。
同じお酒を飲んでも、感じる味覚は人それぞれです。
まずは『自分が何を感じるか?』を大切にしてください。
そして、自分はどの味が好みで、どの味が好みではないか?
を見極めていってください。
そうやって呑み続けていくことで、、
自分好みのお酒のタイプがわかるようになりますよ。
わたしは以前、
『お酒なんて飲めればいいし、酔えればいい!』
と思っていました。
ですが、利酒師の資格を取ってからは、
香りや味わい、飲み口など、いろいろなことを
意識して感じるようにしてきました。
そうすることで、感覚が研ぎ澄まされていきますし、
好みのお酒も知ることができるようになるでしょう。
みなさんも意識を高めて、味わってみてくださいね。