自分史 大学院時代その2 初めての就職 | 自分らしく生きるレッスン  コーチングで人生の質をあげる!

自分史 大学院時代その2 初めての就職

私は工学分野の大学院修士を修了し東京にある都市ガス会社に
初めての就職をしました。24歳の時でした。

初めてと書くのは、3年弱で退職し紆余曲折の後 メガバンク
に中途採用で入行することになるからです。

この記事では初めての就職前後の自分の気持ちを書いてみます。

今、振り返ると私はこの就職に至るまで真剣に自分が将来何を
していきたいのか? 何を仕事としたいのか? 突き詰めて考え
ることがありませんでした。

工学部での同級生のオーソドックスなパターンは、幼い時からメカ
いじりが大好きでエンジニアになるのが当然と考えるというもの
でした。

私は目先の損得 つまり、受験勉強時の得意科目で理科系を選ぶ
という選択をしていました。

中学生の時には電気工作をしたりしたこともあったので、興味が
無い訳ではなかったのですが、同級生達とは違うという引け目を
感じていた気がします。

また、大学入学の時点では工学部とか理学部とかの選択も不要
だったこともあり本当に漫然としていたと思います。

そして、のんびりとした学生生活を送り社会人の入り口まで
きてしまっていました。

大学院の博士過程に進み工学の学者を目指すという気迫も持て
ませんでしたし、多くの同級生が進むメーカーでの技術者に
なる道も魅力を感じませんでした。

そういう中で就職先として選んだのが都市ガス会社でした。

理科系出身として技術者として就職するのですが、メーカーの
技術者の様に特定の商品・分野で企画・開発をすることよりも

会社運営全体の視野にたって技術系のセンスを活かすという
色合いが濃い就職形態でした。

私は自分に対して、「公共の役に立つことを使命とする企業で
自分を活かす」という大義名分を作っていました。

自分が本当に何をしたいのか? どういうビジョンを描いて
いるのか? を一旦棚上げにして、世間的にも自分にも納得
できる理由をみつけていました。

自分の深いところでは、ざわざわしている何かがあったんで
すが蓋をしていたのだと思います。

そして、このことが後になって 頭をもたげてきました。

(続きは別稿で・・)