長らく続けてきたこのブログを閉鎖することに致しました。


本当はお店のオープンを機に・・・と思っていたのですが、
新たなブログを開設するのに、思いのほか時間が掛かってしまい、
今日になって、やっと引っ越しを終えることができました。


これまでブログをご覧いただいた皆様、本当にありがとうございます。
今後は、以下のブログで気持ちを新たに書いていきたいと思っています。


【神楽坂「ふしきの」 営業日記】

http://ameblo.jp/fushikino/


わがままを言って、大変恐縮ではありますが、
ぜひこの新しいブログをブックマークにご登録いただくか、
アメブロの会員の方は、読者登録していただければ幸いです。


「ふしきの」がオープンして10日間が経過し、
想像していた以上に目まぐるしい毎日が続いていますが、
こういうときだからこそ、初心を忘れることなく、
酒の道に精進して参りたいと思います。


そんな想いを込めて、ちょっと渋過ぎかもしれませんが、
新たなブログのトップは松尾様の大黒柱です、笑。


「今後も」と言うか「今後は」の方が正しいかもしれませんが、
「ふしきの」をどうぞ皆様、宜しくお願い申し上げます。

そしてこれまでこのブログをご覧ただき、
本当にありがとうございました。 <(_ _)>

神楽坂「ふしきの」の営業日記


お店のカウンター内にちょっとした展示スペースがあり、
そこに石の彫刻を置かせていただいています。


作品名は、「Ninguen a」


大阪に在住の彫刻家、冨長敦也さんが作られた作品で、
日に日に、お店の景色に溶け込んでいっていて、
お店の設えの中でも、気に入っているもののひとつです。


トラバージンという石を使って作られていているのですが、
照明の加減によって、微妙な陰影が浮かび上がり、
この人間Aを見ながら、ゆるゆるとお酒が飲める雰囲気です。
たぶん、僕だったら何時間でもお酒を楽しめてしまいます、笑。


李白の「月下独酌」の詩をご存知の方もいらっしゃると思いますが、
お店のお客様の中には、お一人で見えられる方もいらっしゃって、
月と影のような対酌される相手として、この人間Aを想定しています。


この冨長さんのことを知ったのは、
お店がオープンするちょっと前、8月に入ってからののこと。


ちょうど冨長さんが東北地方の被災地を巡られ、
行く先々で道祖を彫るという活動をなさっていたのですが
偶然にもその活動の帰りの道中、東京で立ち寄られたギャラリーで、
ご挨拶する機会に恵まれました。


今から思い返してみても、ホント、絶妙のタイミングだったと思います。
お店の内装が決まっていて、床脇のようなスペースを設けたものの、
お花や香炉を置いたのでは、あまりにも無難過ぎますし、
何かいいアイディアはないかと、悩んでいた最中のことでした。


初めてお会いしたとき、東北地方で彫られたという、
道祖のひとつを実際に拝見させていただいたのですが、
その作品が持つ力と、何より冨長さんのお人柄に惹かれ、
是非、この場所に冨長さんの作品を置かせて欲しいと、
無理を言って、オープン直前に送っていただいたのがこの人間Aです。


石の彫刻を手にするのは、これが初めてのことだったのですが、
石という素材自体が自然のものだからなのか、
それともそこに手を加えた人の想いがこもっているからなのか、
人間Aがまるで生きているような、そんな錯覚すらしてしまいます。


当初、このスペースは、季節ごとに置くものを変える予定でいましたが、
ここまで空間への収まりがいいと、そういう感じではなくなり、
今はむしろ、「人間A」にこの場所に居続けてもらおうと思っています。


そう、この「人間A」を作られた冨長敦也さんの個展が、
タイミングよく、12日(月)より銀座のギャラリーで行われます。
会期中、何とか時間を取って、僕も訪れてみたいと思っています。


【Ninguen 冨長敦也展】
 会期:2011年9月12日(月)~9月17日(土)
 時間:11時30分~18時30分(最終日は16時30分まで)
 会場:ギャラリーゴトウ
 住所:東京都中央区銀座1-7-5 中央通りビル7階
 http://www.gallery-goto.com/


【冨長敦也さんのホームページ】
 http://tominagaatsuya.com/


神楽坂「ふしきの」の営業日記


今日、9月9日は重陽の節句ということで、
故事にならって、お店で「菊酒」をお出ししてみました。


今日のベースは、開運の純米吟醸。
それに営業が始まるちょっと前から菊の花を漬けこんで、
吟醸香に菊の香りをプラスした上品なお酒です。


実は、あまり漬けこんでしまうと法律上問題があって、
どうしても直前に漬けこまないといけない関係上、
一日にお出しできる量には、限りがあります。


それでも物珍しさも手伝って、お客様の評判は上々ですからね。
9月中、どこまで続けられるか分かりませんが、
可能な限り菊酒をお出ししていきたいと思っています。


そうそう、昨日いらっしゃったお客様から、
ちょっと面白いエピソードを伺うことができました。


そのお客様は、今日、雑誌の企画の打合せがあったのだそうですが、
その場で「ふしきの」の話題で盛り上がったんだとか。


どうやら打合せの場に、そのお客様以外にも、
「ふしきの」に来られたことがある方がいらっしゃって、
よくよく話してみると、こんな偶然ってあるもんなんですね。
何とお二人とも、昨日、来店されたお客様だったのです。


来店された時間帯が違ったため、
お二人がお店で顔を合わせることはなかったのですが、
たった9席のお店に来店されたお客様が、
次の日に、仕事の場で顔を合わせることがあるなんて・・・


「ふしきの」は不思議にも通じる言葉ですから、
このお店はきっと何かあるんじゃないかと、
お二人のお客様から、わざわざメールと電話を頂戴しました。


ホント、このお店は、準備段階でもそうでしたが、
吸い寄せられるように様々なものが手元に集まってきました。

そして今度は、面白いお客様がお店に集いつつあり、
そういったお客様が、お店を創っていっているように思えます。


きっとこのエピソードは、まだまだ序の口。

「ふしきの」の名の通り、ちょっと不思議なお店になりそうな、
そんな片鱗を垣間見た瞬間でした。


本日もご来店、誠にありがとうございました。<(_ _)>


神楽坂「ふしきの」の営業日記


オープンから一週間が経ち、
やっと通りの表にメニュー看板を設置しました。


店内の灯りが外に漏れにくい設計になっているため、
これまでは、お店がやっているのか、やっていないのか、
それすらも分かりづらい状況だったのですが、
これでほんのちょっとマシになりました、笑。


何と言っても、これまでの宣伝手段は、
このブログのみですからね。
お客様から宣伝しなさ過ぎだとご指摘を受けるのも当然です、笑。


さて、肝心の予約状況はと言うと、
明日9日(金)、明後日10日(土)の早い時間帯は、
予約でほぼ埋まってしまっている状況ですが、
おそらく夜9時半以降であれば、席に余裕が出ると思います。


今日も9時過ぎに見えられて、
軽く飲んで帰られたお客様がいらっしゃいましたが、
僕らの手も空いてきて、いろいろとお話もできるので、
案外、面白い時間帯じゃないかと思っています。


それと、来週以降の状況で言うと、
以前からコースでのご予約が入ってしまっているため、
15日(木)までは、ほぼ貸切のような営業が続いています。

16日(金)以降は、余裕があるどころか、
まだほとんどご予約が入っていない状況ですので、
ぜひ一度、遊びにいらっしゃっていただければと思います。


ご予約は、03-3269-4556か、fushikino@gmail.com まで。

お気軽にお問い合わせ下さい!<(_ _)>

神楽坂「ふしきの」の営業日記


今日は、営業スタイルを変えての初営業日。
何か、9月1日のオープン以上に緊張しましたが、
結果的には、いい感じのスタイルになってきたように思えます。


今日からは、アラカルト(単品)メニューに加え、
おまかせ3品、3,000円と、
おまかせ5品、5,000円いうものを用意したみたのですが、
お客様それぞれのスタイルに合わせて、
料理とお酒を楽しんでいただけたようで、
お酒を飲まれるお客様にとっては、この方が喜ばれるかもしれません。


実際、先週のコースのときと、
今日と続けていらっしゃっていただいたお客様がいるのですが、
お出ししたお酒の量を見てみると、
明らかにその点を物語っているように思えます、笑。


何はともあれ、無事に再スタートを切ることができました。


このブログをご覧いただいているみなさま、
「このお店は大丈夫か?」と心配されたかもしれませんが、
一応、何とかやっていけそうな手応えを感じています。


とは言っても、予約で席が埋まるほどではありません。

予約に波はありますし、連日とも余裕がある状況です。
ご興味のある方は、例えば夜10時とか遅い時間でも構いませんので、
ぜひ、フラッと遊びにいらっしゃっていただければと思います。


荒巻さんの料理を一、二品注文いただいて、
終電の時間まで多田さんのサービスでゆるゆるとお酒を飲む、
明日、頑張ろうという気持になれるか、
それとも明日なんてどうでもいいや、となってしまうかは分かりませんが、
そんな一日の終わりもアリだと思っています。


と言うことで、「ふしきの」は明日以降も鋭意営業中です。


【ふしきの営業内容】
 詳細は、↓こちらにてご確認いただけます。
 皆様、宜しくお願い致します。<(_ _)>
 http://ameblo.jp/sakasyo-nakamura/entry-11010240661.html