さかぽん先生の「やる気スイッチ」 10回目 | 無料映像授業のさかぽん先生.tv

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この文章はさかぽん先生が発行しているメルマガ(さかぽん先生の「やる気スイッチ」)
の第10号2012年3月27日発行のものです。

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ヤワラちゃんに学ぼう


1本日の話題

お彼岸は,春三月の春分の日,秋九月の秋分の日をそれぞれ中心として,その前後三日間を合わせた一週間を,春のお彼岸、秋のお彼岸と呼んでいます。
最初の日を,彼岸の入り,まん中の春分の日・秋分の日を中日,そして最後の日を,彼岸明けといいます。
この彼岸とはもともと向こう岸を意味する言葉です。
この世から川向こうの悟りの世界へ渡るために教えを守り,行いをつつしむ期間とされていました。
昔から,お彼岸にはご先祖の供養のために,お墓参りをする風習があったのですが,その理由の一つとして,
「彼岸」という言葉を「あの世」と解釈し,亡くなられた人々を供養するという意味から,お墓参りをするようになったと思われます。

2やる気スイッチ

今日は2000年のシドニーオリンピックで金メダルをとった,ヤワラちゃんこと田村亮子(現 谷亮子)選手のお話です。
それまで2つのオリンピックで金メダルを有力視されながら,銀メダルに終わっていた田村選手がついに金メダルをとったときの
新聞記事の一部です。

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1回、2回、3回…両手を固く握り締めたまま田村亮子(48kg級、トヨタ自動車)のジャンプは止まることがなかった。
そのすぐ後ろでは、ロシアのブロレトワが正座したまま宙を呆然と見つめ、立ち上がることさえできずにいる。
4年前のアトランタ五輪、決勝でケー・スンヒ(北朝鮮)に敗れたときの自分がそこにいた。
4回、5回、6回…ジャンプは続き、そしてほほを伝わって大粒の涙が流れ始める。

田村亮子が試合を振り返ることができたのは、すでに日付が変わり午前2時を過ぎたころのことであった。
「内股で一本奪ったのは、ずいぶん久しぶりのことだと思います。
どうしてあの技をあそこでかけたのかは不思議なことに思い出せないのですが、体がよほどきれていて、動いていたんでしょうね。
本当に考えるよりずっと早く、体が思うように反応したということでしょうか。
技をかけて一本の声を聞く瞬間まで、何かとても長い時間に感じられて…本当にいろいろなことを一瞬にして思い出しました。
ああ、金メダルだ…8歳で柔道を始めて、初めて大会に出たとき、男の子5人を投げ倒して優勝し、初めて手にしたのが金メダルでした。
あの時、5つ勝てばあれがもらえる、と神社の境内に飾られていた金メダルを指さして言われたとき、
金メダルはあまりにもキラキラ美しく光っていて…本当に言われたとおり男の子5人を全員投げで倒して手にした金メダルがどれほど嬉しかったか。
それは今も忘れられません。思えばあの日が金メダルを思う初恋が始まった日なのかもしれません…」

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涙という漢字は『大』と『戸』と水を表す『さんずい』にわけることができます。
涙というのはがんばってがんばって大きな戸を開いたときに出る水なんです。
そんな涙を流せるように,さまざまなことにチャレンジしてくださいね!!!


3,4質問受付

どしどし質問待ってるで~~


5編集後記

ついに今日から自宅を使っての『さかぽん先生の寺小屋』がスタートしました。
がんばって勉強している子どもたちの姿を見て,たくさんの力をもらいました。
子どもたち一人ひとりが勉強していくにあたって最良の環境を用意できるよう日々精進していきたいと考えています。
『すべては子どもたちのために』をモットーにがんばっていきます。
応援よろしくお願いいたします。