宮川水系大杉谷支流 嘉茂助谷 遡行(2/5) | 6月なんよ

宮川水系大杉谷支流 嘉茂助谷 遡行(2/5)




2015年5月30日~31日

展望台から目を凝らして眺められる滝身はF1、F2、僅かに見えるF3は高さ不明。結果的にはこの上にも最低4段はある。コンターから読み取ると450mから650mの高巻きになったので、ニコニコ滝は少なく見積もっても150m級の連段の大滝になる。
登り終えて分かったが、平等嵓吊橋から(と思われる。)550mのラインにトラバース道が有り、これが今でも地図に載っている点線の旧道だろう(大分位置が違うが・・・)。但し、上下岩壁なので現登山道からどうやってこれに乗れるのかは判らない。
このトラバース道からニコニコ滝左岸の尾根(尾根と言っても超痩せた岩峰だが。)に道は続いていると思われる。(但しこの尾根も辿ってないので予測なのだが、最後にこの尾根に這い上がると明らかな尾根道があった。)
このルートを部分的にしか踏んでいないが、これが大昔の道だったと思われる。但し、危険極まりない古道だ。
それを外して登っているのだから更に過酷だった。やはり旧道が唯一のラインであり、それを開拓した古の杣師は偉大だ。
ゆえ、この高巻きは3時間半にもおよび、壁、壁、壁、の波状攻撃だった。
ちなみに上部の滝はドーム状になっており、手出し不可能で御座いました。
登り終えて、全くニコニコしませんわ、むしろ呆然ですわ!

全く写真が撮る余裕は無かったけど、
壁から解放され落ちつたとろこで、とりあえずパチリと。

突然現れた。
ん?これて道?
とドンドン外れてトラバース道を進んでみる。(こんな余裕は無いはずだが・・・)
既に対岸の平等嵓は見下ろす位置。

更にトラバース道を進むと大滝が眺められる(不動滝か?)
この道、いったいどこまで続くの??
今回の主旨から外れているので戻ることに。

ニコニコ谷左岸の岩尾根を跨いで、涸れ谷を下りる。
ここらの杉は太くて嘗ての大杉谷の姿だろう。
途中、熊の皮剥ぎがあった。

ニコニコ滝の落ち口。
恐ろしくブルーウォーター。


つづく → http://ameblo.jp/sakanaya39/entry-12033874737.html