チューリップ賞、有力馬情報? | さかなくんのパカパカ日記

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『談話室「さかなくん&ブサ雄」』の競馬版です。競馬に関する話を主に書いています。

お待たせしました。それでは、明日阪神競馬場で行われます『桜花賞トライアル第1弾』チューリップ賞の有力馬の情報です。



【展開予想】
ハナはハピシン。続くのは「今度は前で」と宣言しているタガノラヴキセキに外からライステラス。レーヴディソールは例によってゆったり後ろから。阪神JFのときもそうであったように、鞍上福永の心理は「最小限のダメージで」か。レーヴの動きは度外視し、権利獲りに注力している馬こそ、2、3着争いを制するものと思われる。

【有力馬情報】


・レーヴディソール・・・・よくマスコミからは、「ブエナビスタとの比較では?」という質問が投げられるが、陣営の返答としては、「いずれあれくらいは走る」であったり、「世代が違うから単純な比較はできない」といったように、この問いに対して明確な答えを避けているようにも見えたが・・・・。某情報筋によると・・・「関係者の話では、『現時点でも瞬発力だけならブエナより上』とのことでした。比較対照は昨年の年度代表馬ですから、もはやこの一言で十分でしょう」と。部長会面々の結論は、「ここは通過点」で一致。加えて別の某情報筋の一言も紹介させていただく。「陣営の話は某情報筋からのコメント通り。俺からは鞍上ユーイチ(福永祐一騎手)の思いを代弁させてもらうけど、期待度は『シーザリオ以上に』だろうね」と。



・ケイティーズジェム・・・・元JRA調教師である某情報筋が静かに口を開いた。「明日の弥生賞に、有力馬の一頭としてサダムパテックを送り出す西園師ですが、彼は今でもサダムこそ世代NO.1と言ってはばかりません。そのサダムをデビュー戦で鮮やかに千切り捨てたケイティーズジェム。当然、力は上位です」ときっぱり。続けて、「ここ2戦結果は出ていませんが、いずれもチグハグなレースによるもの。今まで京都コースしか走っていませんが、直線ばらける京都よりも、しっかりとタメが作れる阪神コースの方がこの馬には向いていそうですし、ココはこの馬らしさを発揮するための絶好の舞台です」と。会議での結論は、「レーヴ以外には・・・」だ。


・メーヴェ・・・・「よくぞダートで勝ち上がった。この馬は明らかに芝馬だ」と某情報筋。「走法を見れば分かる通り、同馬の特徴は後ろ脚の力強さ。言わば後輪駆動。ダート馬は一般的に前輪駆動である馬が多いが、この馬は後ろ脚で地面を蹴り上げるように走る。そのゴムまりのような後ろ脚の脚力が、終いの切れ味を生んでいるのだろう」続けて、「前走の終いの脚には本当に見どころがあったし、引き続き直線の長い阪神コースは歓迎。ここで権利を取れば桜花賞まで栗東に滞在するつもりで、すでにその馬房も確保している様子。陣営の気概を感じる」と。仕上がりには太鼓判を押せる同馬。評価は、「ケイティーズジェム同様、レーヴ以外には」で着地した。

・ハピシン・・・・「取り消し明けになりますが、かなり意欲的に乗られており、前走以上は間違いありません」と、派遣メンバーからの報告。さらに、「小倉から戻って来た当初は、翌週のフィリーズレヴューにという話でまとまりかけたようですが、相手関係を見て、こっちの方が楽にハナに行けるだろうということでコチラを選択したようです。権利獲りには相当燃えていましたよ」とのこと。元馬場調整委員を行っていた某情報筋も、「まだまだ前有利の馬場であることは変わらないね」と。気持ちよくハナを切れれば、あるいは・・・。

・タガノラヴキセキ・・・・同馬の話になったとき話題に上がったのは、前走・春菜賞直後の検量室前での出来事。「普段は温厚な河内先生が、あのレースの後だけは声を荒げていましたからね」と現場にいた派遣メンバー。「スタートをスッと出て前目から競馬ができたのに、あれよあれよと前に入られて後方からの競馬に。終いはこの馬もいい脚を使っていましたけど、スムーズな競馬ができていればもっと違った結果になっていたはずですから」と。そこで今度は武豊に鞍上をスイッチ。坂井いわく、「トライアルレースで権利を獲りに行かせたら、ユタカほどキッチリ仕事をする騎手は他にはいないよ」と。同じ轍は踏まない。

・ライステラス・・・・阪神JF3着の同馬。当然レーヴを抜けば実績は最上位に位置する同馬だが、会議ではどちらかというと威勢の良い話は聞こえてこなかった。栗東で同馬の動向を見守っていた某情報筋は、「2度目の栗東入りになるが、前回から比べて正直、今ひとつ成長を感じない。良い方に解釈すれば、美浦で相当乗り込まれてきっちり体を作ってきたとも取れるんだけど、それにしてももう少しふっくら見せて欲しいんだよな・・・。ま、実力的に2、3着争いの一頭であることは間違いけどな」とコメント。阪神JFを2着したホエールキャプチャがクイーンCを快勝したように、地力は認めるものの、ここでは押さえまでの評価が妥当とのことであった。