- かや名曲シリーズ1 ボン・ジュール・シャンソン/かや
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1. オー・シャンゼリゼ
2. セ・シ・ボン
3. ジュ・トゥ・ヴ
4. パダン・パダン
5. バラ色の人生
久しぶりのアルバムリリース、Schwarz Steinの1日復活と、最近話題性の多いKaya様。
本作は、ジャンルにとらわれずにスタンダードな名曲をカバーしようという企画モノミニアルバムの第一弾です。
定期的にシャンソンイベントも開催する彼(と呼ぶのも若干抵抗があるのですが。)にとっては、得意分野でもありますね。
なんとなく、この人のボーカルスタイルとしては、バリトン系の声を響かせて、しっかりとお腹から声を出して歌うようなイメージを持っていたのですが、これを聴いてびっくり。
一曲目の「オー・シャンゼリゼ」から、まるで本当のか弱い女性のような、可愛らしく優しい歌声を聴かせてくれます。
曲によって、男性的な太い声だったり、子供のような愛らしい声だったり、どこまで表情豊かなんだと驚かざるをえない変幻自在ぶり。
ボーカリストとしての幅の広さを、これでもかというほど見せつけられました。
楽曲そのものについては、誰でも一度は耳にしたことがあるナンバーなので、言及する必要はないでしょう。
特段、バンドサウンドやテクノアレンジ等の斬新なアレンジをしているわけでもなく、もともと認識している原曲のイメージの範囲内。
そういう意味では、V系アーティストの作品としての評価は難しいなぁ。
言ってしまえば、Kayaさんが歌っているという予備知識がなければ、バンギャルさんが興味を持つような作品ではないはず。
Kayaさんをきっかけに、シャンソンも勉強してみよう、V系も好きだけど、シャンソンも好きなんです、そういう+αのモチベーションがなければ、手を出しにくいかもしれません。
このシリーズ、第二弾もあるのでしょうか。
そして、その第二弾は、またまたシャンソン集になるのか、まったく別のジャンルになるのかも気になるところ。
演歌や、レゲエや、それこそ耽美なオペラまで、なんでもできそうなほど、ボーカリストとしてのポテンシャルが高いアーティストなので、個人的には継続してやっていってほしいプロジェクトです。