相馬市の海岸近くの高台にある小学校に救援物資を届けるのを手伝う。

「救援物資を届ける」というと「トラックで駆け付けて大量の物資を運び込む!」というのを想像していたのだが…。


避難所の外を歩いていた女の子に「こんにちは!Tシャツいらない?」と声をかける。
「好きなもの持って行っていいよ。友達も呼んできて」と声をかけると避難所の中から小中高生が10人ぐらい出てきてTシャツとパーカー、お茶を持っていった。

やがて騒ぎを聞き付けた大人たちもやって来たので「これいりますか?これは?」と品物を見せると「じゃあこれとそれをいただきます」と選んでもらった。


「俺たちはいつもこんな感じだよ」と僕を連れて行ってくれた佐藤さんが話してくれた。
様々な物資の届け方があるだろうが、この気軽さはいいなと素直に思えた。
仰々しさがなくて渡す方ももらう方も気が楽、という感じ。

「支援」とか「援助」というのはそんなにかしこまってやらなくていいんだな。

これが現地に来てみて気がついたことその1。


また夜に書きます。


写真は避難所に繫がれて、みんなのアイドル的存在となっていたワンコ。
人なつこい。

$坂本サトル「日々の営み public」