過去に遡って、少しづつブログを更新していこうと思います。
2014年9月
胸が苦しかったりしたので、
近所の内科(東京大学医学系大学院を卒業された開業医)に
行ったところ肺炎と診断されて、お薬を処方されていました。
それでもよくならずに、耳鼻咽喉科にも行ったところ
今度はストレスと診断されました。
このあたりから急速に苦しくなってきたので本来ならすぐに大学病院に行くべきでしたね。
今思えばの話ですが・・・
やっぱりへんだとおもったら大きな病院に行き、しっかり検査をするに越したことないのだなと実感しました。
夜も寝れなくなったので、
急いで肺炎と診断してくださった内科医へ行くと、
ただ事ではないと判断され、慌てて救急車を呼んで下さり
ここでようやく大学病院に行くことになりました。
最初の大学病院では治療ができないということで、
他の大学病院へ救急車で搬送され、
ようやくたどり着いたのが今の大学病院でした。
血液内科に緊急入院となり、
検査後、胸に10㎝の腫瘍が見つかりました。
この腫瘍が胸を圧迫して呼吸困難になっていたのです。
一刻も早く取り除く必要があり、
山場は今夜だと突然の宣告。
肺炎か風邪だと思っていた本人と家族は驚きを隠せませんでした。
気管確保のため、すぐにR-CHOPの治療が始まりました。
まだ、リンパ腫だという証拠はありませんが、
一刻の猶予もないということでした。
リンパ腫であれば、この治療が効くため助かるが、
リンパ腫でなくほかの癌であれば、手術もできない場所であるため、
助からないとその場で宣告。
へんな祈りですが、リンパ腫でありますようにと、祈る家族。
R-CHOP実施後、急激に腫瘍が縮小し
リンパ腫であったことが判明。
同時に母も生き延びることができました。
10月半ばに退院。
抗がん剤治療である「R-CHOP」6クルーの治療が始まりました。
基本は3週間に一度、4日間入院しR-CHOP治療をするというスタイルでした。
治療後2週間目に免疫が落ちる危険日が訪れます。
そのため、自宅でお食事を作るときなど、
感染しないよう、いろいろと注意が必要です。
母の場合、副作用は次のものだけでした。
①脱毛
②2週間目の高熱(38℃~40℃)2,3日で下がりますので解熱剤で対応
それ以外は口内炎や嘔吐もなく
普通に過ごしていました。
6クルーが終わったのが1月です。
治療も順調、強い副作用も特になく、
薬の効きも良さそう。
PET検査の結果、すべて消えていれば寛解です。
*「寛解」とは、一般的に
病状が落ち着き、臨床的に問題がない程度にまで治ったことを意味します。癌の種類によって定義が異なりますが、白血病や悪性リンパ腫などの「血液のがん」では、骨髄中のがん細胞が5パーセントを下回る、もしくは末梢血(血管を流れる普通の血液)にがん細胞が検出されなくなった際に「寛解した」と表現されるようです。
尚、母は現在(2015年9月)も闘病中です。
担当医師からは治療方法はもうないといわれながらも、
セカンドオピニオンの先生や放射線科の先生とお話しをしながら
治療を続けています。