私たちは福祉車両の専門家です。
そして、救急車の専門家でもあります!!!
ということで、中古救急車を熊本県菊池市の医療法人様へ納車に行ってきました。
救急車の登録は普通とは少し違います。
緊急自動車として使用するためには公安委員会の許可がないといけません。
ですので、都道府県の公安委員会へ届け出をして許可証を発行してもらうことになります。
その手順は、各県によって異なります。
熊本県の場合は、車両を公安委員会へ持ち込み、担当者のチェックを受けないといけません。
ということで、熊本県の公安委員会へ。
赤色灯や装備等をチェックした後、許可証を発行してくれました。
ちなみに、車両を持ち込まなくても良い都道府県もあります。
先週、納車した福岡県は書類だけでオッケーでした。
香川県も同様です。
こればっかりは、仕方がありません。
さて、許可証をもらったので熊本県の陸運局へ。
通常であれば、地元の陸運局にて予備検査を受けます。
ですので、現地陸運局では書類を提出するだけで登録は完了します。
がしかし、救急車は違います。
現地陸運局の検査ラインを通らないといけません。
これが手間なのです。
特殊な車両であるがゆえの宿命というか・・・・・・。
まさかのヘッドライトテスター不合格。
痛恨のケアレスミス。
すぐにヘッドライトの調整をして、もう一度検査へ。
当然のことながら、合格!!!
しかし、当日は検査ラインが混んでいたのでかなりのタイムロスとなりました。
なので、菊池市のお客様の元への納車は18時となってしまいました。
それでも快く迎えて下さった職員さんに感謝です。
本来はすぐに帰る予定でしたが・・・・・・。
最終の新幹線に間に合いそうにないのでもう1泊することに。
熊本名物を食べる楽しみが増えました。(笑)
全国へ特殊な車両を納車していますと、しばしばトラブルがあります。
しかし最近では、そのトラブルを楽しむ余裕すら出てきました。
福祉車両の専門家として、救急車の専門家として、これからも様々な試練に立ち向かっていこうと思います。