マイアミの貧民街に暮らす少年の救いようのない状況が、長い時を経て辛うじて心が救われる結末で良かった。
心のひだにジンワリと入り込む構成や演出から、いろんな意味での”ゆとり”を感じた作品。
そしてど頭の映像で、制作がプランBと出たので、?なんか聞いたことあるなと思って後から気づいた。
エグゼクティブプロデューサーをブラッド・ピットが務め、
脚本・監督はバリー・ジェンキンス。
おーっ、ブラッドが!
そうでしたか!
そう言えば「それでも夜は明ける」もブラッドの制作でした。
少年役の男の子も…俳優陣みんな、人間臭い味わいがいいのですよ。
そして脚本と演出もお見事。
まぁ、全部ですね。笑
ブラッドに万が一、万が一ですよ!
聞けるチャンスがあったなら、
貧民街を舞台に物語を描くにあたって何故マイアミを選んだのか聞いてみたい。
海が大切なキーなんだけど、海の街は他にもある中マイアミっていうのがちょっと意外だった。
華やかな作品群の中で、
いぶし銀のように輝く作品。
仕事と仕事の合間にうまく時間が空いたので、気になりつつも殆ど前知識なく映画館に飛び込んだけど、
これは本当に当たり!
観て良かった。
あっ、最後に、
馴れ馴れしく下の名前で呼び捨てして…
ブラッド、ゴメーン。
念のためあやまっとこ。
深く重い映画だったので、
映画館を出て目に飛び込んで来たパンジーにしばし癒された。♡
では。