都知事選について
7月1日(金)
 来週の日曜日に参院選が控えていますが、今月末には東京都知事選も行われます。舛添知事の辞任で、都知事というポストも何やら伏魔殿の印象が強まっている中で、信頼回復に向けて、新知事は重責です。
 東京都はかなりの規模の国の国家財政を凌ぐ経済規模を有し、ニューヨーク・ロンドンと並ぶ重要な拠点都市として、否、その地位を再び取り戻すべく、世界中の経済活動の中で独自の魅力をしっかりと再構築することが、最重要課題でしょう。
 そのための最優先手段として、2020年五輪開催があり、五輪がもたらす意義を改めて整理する必要があるはずです。
 東京が少なくともアジアのビジネス拠点としての価値を醸成出来れば、その吸引力は間違いなく日本の国益、そして日本経済の再生に直結するからです。
 舛添知事がグローバルな価値創造を東京に求めた発想は、決して間違っていなかったと思います。その具体的戦略が描けなかったことを総括して、綱紀粛正も大事ですが、何より東京を少なくとも世界ベスト3の国際都市に定着させるためのビジョンを、議論に戦わせて欲しいと思います。
 それは地方創生の概念とは全くちがうアプローチです。そして政党が一切関与しない、是々非々選挙にして欲しいです!