プライベートで学ぶ瞑想ヨガ(2時間)
魂の道へとつなぐ「瞑想ヨガ」は
・お話(30分)
・ポーズ(30分)
・瞑想と呼吸法(30分)
・ヨガニードラ(30分)
の4層構造です
わたしがヨガを始めたころは、ヨガ=ポーズという考えが一般的で、瞑想を教えるヨガの先生というと、「なんで瞑想?」と言われることも多かったのですが、少しずつ、ヨガと瞑想のイメージも変わってきたように感じています。
瞑想によって、傷ついた細胞が生まれ変わる/若返るといった研究報告や、睡眠障害が改善する、ストレス解消や作業効率の向上に効果があるなど、近年サイエンスは、瞑想の持つポジティブな効果についての新事実を、次々に明らかにしてくれています。これからも、ますます、いろんな発見がなされていくのではないでしょうか。
わたしは、瞑想を通して、人生が大きく変わりました。また、これまで多くの生徒さんが、睡眠障害や不定愁訴に関して、効果を実感してくださっているようです。はじめのうちは、比較的簡単に取り入れることができるものをご紹介していますので、バスタイムや、信号待ちなどのふとした時に、積極的に取り入れてみてください。また、ヨガニードラを実践することで、比較的難しいとされる瞑想を、とても身近に体験していただくことができます。原書を隅々まで翻訳し、わたしが学んだすべてを、可能な限り、お伝えさせていただいています。
魂の道へとつなぐ「瞑想ヨガ」では、一般的なヨガのポーズだけではなく、呼吸法や瞑想法、ヨガニードラの実践をおこないます。初心者の方や、体力に自信のない方も安心して実践できる形を心がけており、治療中の方も、ご高齢の方も、通ってくださっています。ご心配な点があれば、ご遠慮なく、ご相談ください。
ここは、ヨガ教室です。ですが、いろんなことが重なって、息苦しくなってしまった方が、ご自身のペースで「今」と向き合う時間、ひと息つける場所を、丁寧に共有できれば思っています。
お話の時間は、「寄り添う」時間
あなたの声に耳を傾ける時間です
どんな話をしてくださっても構いません
楽しい話、ツラい話、嬉しい話、苦しい話
涙あり、笑いあり、なんでもありです
話をするだけで、スッキリすることもあるでしょうし、
気が付かなかった「ホンネ」に辿り着くことも
「今」だけに、意識を向けて、
内面に広がるあなたの声に寄り添いましょう
ポーズの時間は、「強化」と「リラックス」の時間
体を支えている筋肉を、ヨガのポーズで強化します
その方の状態に合ったポーズを組み合わせ、
10~20個程度が目安
体を支えるための筋肉を強化すると、
上手にリラックスできるようになっていきます
ヨガのポーズとは、筋力・体力・骨力をアップさせ、物理的な力をつけてくれるだけでなく、「対象になりきり、対象を受け入れることで、自分を包む今に対して、compassion(慈愛・思いやり)を持つ心を育ててくれる」ものだと思っています。強化も大事ですが、最終的には、心もしっかりと鍛えてくれるものだという意識でお伝えさせていただいています。
瞑想と呼吸法の時間は、心地よさを追求する時間
複数のヨガの呼吸法を取り入れながら、
その方のペースで瞑想へと入っていきます
最近、呼吸がツラい、という方には、
ヨガブロックを使ったストレッチや
ポーズを組み合わせながら、
丁寧に呼吸筋を鍛えていきます
自律神経系を整える片鼻呼吸法は、
特に人気のある呼吸法です
阿息観と数息観は、
古くから日本で実践されている瞑想法です
阿息観瞑想は、「あ~」と、声を出して呼吸を観察し、
数息観瞑想は、呼吸の数を数える瞑想法です
呼吸も瞑想も、心地よさを探すものだと思ってみてください。あなたの「心」というものが、あるとしたら、その「心」を、どこに置きたいか、その置き場所を探すような時間を過ごしてみてください。呼吸を観察しながら、リラクゼーションを深めていきながら、安心する空間で、心地よさを追求してもらいたい、という思いで、柔らかな時間を共有させていただいています。
ヨガニードラの時間は、すっきりした開放感を味わう時間
「寝たまんまヨガ」とか
「眠りのヨガ」とか
「ヨーガニドラ」とか呼び名はさまざまですが、
わたしはヨガニードラで通しています
出会いは2008年の高野山ヨガ合宿
驚きの開放感とスッキリ感を味わいました
その後、
あの体験がヨガニードラだったことを知り、
これを、もっと知ってもらいたい!と思い、
ヨガニードラ生みの親の著書『YOGA NIDRA』
(サティヤナンダ師)を原本で学習しました
2013年、プロの翻訳家さんの指導の元、
この『YOGA NIDRA』全文を和訳
なぜ、現代のわたしたちにヨガニードラが必要なのか、どのように作用するのかを、理解した上で、サティヤナンダ師の教えに沿ったヨガニードラをお伝えするよう努めています。
ヨガニードラは、とても簡単
・・・横になって・・・
・・・インストラクションに耳を傾ける・・・
それだけ
長期的に続けると、ありのままの今を、そのまま受け取ることができるように、自然と、自由になっていくようです
(詳しくは、このページの下部へ)
最高のご褒美タイムを味わってください
ヨガが教えてくれたすべてを
2時間というとても長い時間を共有していただく以上、
ヨガがわたしに教えてくれた「すべて」を
お伝えしたいと思っています
参加してくださる方の傾向として、
運動不足でヨガをしたい!という方より、
じっくり、ご自分と向き合いたい、
静かな時間を持ちたい、
という方が多いです
ヨガをもっと深く知りたいという方や、
ヨガの先生達も来てくださっています
ご病気などによって、
自分が大切な存在だと思えないとき、
呼吸法や瞑想法は、
役に立つことがあります
分からないことがあれば、
どんな内容でも構いませんので、
ご連絡ください
(なお、乳がんリハビリのためのヨガ講師の講座を修了しておりますが、治療行為としての講座ではないことをご理解の上、参加ご希望の際は、必ず主治医の先生からの許可をいただき、適切な治療をお続けくださいますよう、どうか、お願い申し上げます)
ご質問があれば、お気軽にご連絡ください
西蓮坊ふみ
プロフィールは、こちら
日時
①10時半~12時半(月・火・水・木・金)
②14時~16時(火・水・木)
スケジュールは、こちら
場所
東京都 駒込(北区・豊島区・文京区)
旧古河庭園すぐ
持ち物
動きやすい服装
参加費2,500円
マット、ブロック貸出します
連絡先
yoga@sairembo.com
お問い合わせは、こちら
『Yoga Nidra』(pg29)
~訳語の無断転載はご遠慮ください~
ヨガニードラとは、プラティヤハーラ(感覚の切り離し:八支則の5番目のステージ)の実践のひとつで、順々に意識の切り離しを起こす。まず、意識を、周囲で起こっている事象から切り離す。次に、体から、呼吸の過程から、マインドから切り離して、最終的に、無意識の領域へと到達させる。さらに進んで、リラクゼーションが完全なものとなったとき、ヨガニードラは、ダラーナ(集中:八支則の6番目のステージ)からサマディ(三昧:八支則の8番目のステージ)へと向かう。
ヨガニードラの最中、マインドは徐々に一点へ向かって収束する。意識が完全に切り離されても、眠ってしまわないようにするため、聴覚経路だけは、意識が残った状態を保つ。その他の感覚による伝達をすべて断ち、感覚と大脳皮質の間の連絡を途絶えさせることで、運動器官を通した伝達も断つ。これは、意識の有無にかかわらず、刺激が常時、伝達中継点である脳へと送られ、自動的に運動器官を刺激し続けることを避けるためである。ヨガニードラの途中で、意識が途切れる瞬間が訪れる場合があるが、これが、プラティヤハーラ(感覚の切り離し:八支則の5番目のステージ)の状態なのである。
意識が、知性やすべての感覚とつながって機能している場合、人は「起きている」とか「気づいている」と感じるが、このときのマインドは、感受性(受け取る力)が低下し、批判性が高まる傾向にある。一方、唯一の感覚(たとえば、聴覚)とだけ、意識がつながった状態で機能すると、マインドの感受性は遥かに高まる傾向がみられる。それでも、これはまだ完全ではない。すべての感覚とのつながりが断ち切られたとき、完全なものとなる。
この状態では、自己認識の感覚すら完全に失われている。集中した状態では、集中していると認識できるのだが、ヨガニードラの状態では、ヨガニードラを実践しているということ自体、認識できない瞬間が訪れる。すべての感覚経路から分離したマインドは、実に強力な力を発揮する(学習能力を高めるなど)のだが、そのためにはマインドを鍛えなければならない。脳の不随意系を鍛えない限り、ヨガニードラと通常の睡眠には、実質上の違いはない。意識を望ましい状態にする一連の練習をおこなうヨガニードラで、マインドを鍛えることができるのである。