企画書を作るときに心掛けていることがある。
それは、
「なるべく誰が読んでも解釈が同じ企画書を作る」
ことである。
私は企画書に限らず、報告書や議事録などドキュメント作成において、この
ポイントを大切にしている。
実は企画書に関して数年前の苦い思い出がある。
インターネットの広告営業をしていた頃、インターネットに詳しい広告主の
担当者と話が盛り上がり、凝った内容の提案書を提出して好評を得るも、
上司の方の決済でボツになった。ちなみに大きな組織だったので決裁権者で
ある上司の方に直接プレゼンテーションする機会はなかった。
こういったケースが何度か続いた後、ある会社の担当者の方に言われた。
「稟議の過程で上司が我々2人で話した内容と違う解釈をしたのです」
そのとき私は気付いた。私の企画書はインターネットに詳しい担当者向け
に書かれていて、その先で見る人のことを全く考えてなかったと。
それ以来私は、先方の会社の社内稟議書を書くくらいの気持ちで、誰が読ん
でも解釈が同じになるような分かりやすい企画書作りに励んだ。
結果として、上記のような失敗がだいぶ減るようになった。
皆さんの企画書は独り歩きしていませんか?