ワンストップの会、1月9日の相談活動 | 労働組合ってなにするところ?

労働組合ってなにするところ?

2008年3月から2011年3月まで、労働組合専従として活動しました。
現在は現場に戻って医療労働者の端くれとして働きつつ、労働組合の活動も行なっています。

あまり知られていない労働組合の真の姿(!?)を伝えていきたいと思います。

本日も、大田区なぎさ寮でのワンストップの会相談活動に参加してきました。(もう新聞記事などで場所の名称は出てしまっているのではっきり書くことにします)


仕事が休みになったので本日から初めてなぎさ寮の活動に参加するというメンバーの方がいらしたので、大森駅で待ち合わせして一緒に行きました。これまでの経過の情報交換などをしつつ、午前9時20分頃なぎさ寮に到着。入り口で腕章をもらい、相談会場へ。本日の場所は昨日と同じで、やっと一ヶ所に落ち着けることになりました。

受付を設置して準備をし、午前10時少し前くらいから相談の希望の方がいらっしゃいました。午前中は弁護士の方がお一人だけだったのですが、法律相談をご希望の方が全体の半分くらいいらっしゃったので、法律相談は単独で順番を決めて順番が来たらお呼びするということにしました。本日は土曜日で福祉事務所の面接などがないためか、昨日よりも多くの方が相談にいらっしゃいました。

それから、本日から生活保護などの手続きがどこまで進んでいるかのアンケートを取ることにしました。と言いますのも、東京都はどの区でも平等に手続きを進めると表明しているのですが、やはり区によって手続きの進み方がかなり違うし、アパート入居ではなく施設入所でなければ認めないとするところもあるということで、フォローが必要そうな人を把握しようということになったのです。なので、相談希望でいらした方やアパート探しで不動産屋さんのブースのいらした方などにお願いしてアンケートを書いていただきました。各区ごとの手続きの進行状況については、わかった範囲で一覧表にして廊下に貼り出しています。

また、本日は「年末年始生活総合相談(”公設派遣村”の正式な名称)は1月18日までとする」という主旨の放送が施設内に流されてました。もちろん、新聞やテレビニュースの情報で、18日までということはみなさん知っていますが、全体的な説明会をするでもなく、放送で流して知らせるという都のやり方は冷たいのではないかと思ってしまいました。みなさん、18日までに入居できるアパート物件を探そうと一生懸命です。手ごろな物件があっても保証人などの条件が厳しければ断念するしかなく、なかなかアパート入居にまで漕ぎ着けるのは大変なようです。

そうした状況で、相談希望者の方々の受付をして案内をして、本日は午後3時まで参加し、夜は用事があったので先に失礼させていただきました。本日はボランティアが15名を超えることはなく、途中で交代するといったことはありませんでした。


それから、1月6日に戻って来なかった入所者がいるというニュースが流れた件ですが、いくつかの報道で「200人」とされているそうですが、施設内で東京都からの情報を聞いた方によると「47人」が正しいそうです。「200人」というのはどこから出てきた情報なのでしょうね?

「逃亡」だということも断定できた訳ではなく、アパート物件を探していて帰りそびれたケースや、お金を落としてしまって帰れなかったというケースもあり、戻ってきた方もいます。私が実際お話しした方はハローワークに向かう途中でお金を落としてしまったそうで、視覚障害がある方なので寮に連絡もできず、仕方がないので再び野宿をし、その後知り合いのボランティアの方と偶然会って近くの福祉事務所に連れて行ってもらい、交通費を借りて戻ってきたそうです。

また、実際にルールを守れない人が一部にはいるのだろうが、真面目に生活を再建しようとしている人たちもいるのだから、みんな同じように見ないでほしいとおっしゃっていた方もいらっしゃいました。

報道では、東京都の対応がどのようなものなのかということにはほとんど触れていません。オリンピックセンターから臨時の宿泊施設へ、そしてまたなぎさ寮へと移る際の入所者の不安をどれだけフォローできたのか、情報伝達の手段はどのようなもので、きちんと入所者に行き渡っているのかなど、確認すべきことはいろいろあるでしょう。少なくとも6日までは報道関係者は自由になぎさ寮内に入ることができ、いくらでも取材ができたはずなのですけどね。一方的に一部の入所者の素行だけを取り上げて批判するというやり方はいかがなものかと思います。

石原都知事は視察もせずに入所者の人たちが仕事を探す気がないかのように一方的に決め付けていましたが、ハローワークからの求人票が並べられているのは私は今日初めてみました。求人票が置いてあるそばの壁に「ハローワーク求人票」という掲示がしてあるだけで、他に施設内に”ここに求人票がある”とわかるような掲示は見かけませんでした。日中のアナウンスもありませんでした。どのように情報を周知しているのでしょうか?

こうしたことを報道の方々にはきちんと調べて、事実関係をそれぞれの視点から確認して判断し、記事を書いていただきたいものです。



2010.1.14 私の記憶違いがあったので、赤字の部分を修正します。


下、越冬活動などの情報です。

「ユニオン」と「労働ニュース」アーカイブ様からの情報提供です。


明日!

http://www7a.biglobe.ne.jp/~nfc/

1/10 15時 福岡市中央区須崎公園 雑煮大会
雑煮炊き出し、衣料配布など (屋外の為雨天中止)
ボランティアやカンパも募集しています
問い合せ おにぎりの会 (092) 431-5785
guiri-oni@kbf.biglobe.ne.jp


NEW!

炊き出し 2/20 18時~ 北海道の労働と福祉を考える会
場所 かでる2・7(札幌市中央区北2条西7丁目)
炊き出し、衣料配布、散髪など
問合せ Tel 090-7515-8393 E-mail info@roufuku.org


こちらもよろしくお願いします。8月31日から福岡高裁で控訴審が始まりました。


緊急報告「爪ケアを考える北九州の会」からのアピール

http://ameblo.jp/sai-mido/entry-10310539150.html


12月18日、第2回公判が行なわれました。「ユニオン」と「労働ニュース」アーカイブ様から新聞記事をご紹介していただきました。


毎日新聞の記事

http://fukuokaunion.blog7.fc2.com/blog-entry-5054.html


朝日新聞の記事

http://fukuokaunion.blog7.fc2.com/blog-entry-5058.html