今年の千葉ロッテマリーンズは、という話をする前に、
去年までのチーム事情に触れておこうと思う。
正捕手の里崎が(去年)36歳で、そんなに長くは捕手をやっていられないと思われる。
二番手の捕手とされているのが田中だが、
素人の目で見る限りでは、捕球に難がある。
捕球に難があるということは、
ランナーを三塁に背負った時の投球に制限が出てしまうし、
何よりピッチャーが思いきって投球できない、ということにもなりかねない。
それは、肩だ、打撃だ、という以前の問題だし、田中も(去年)30歳で、
これから成長する、と言っていられない歳だ。
厳しい言葉になってしまって申し訳ないが、
捕球に難があるなんて論外だ
と言いたい。
さて、今シーズンになって監督が代わった。
なんと、西武黄金時代の正捕手だった 伊東勤監督 だ。
そして 捕手の起用ががらっと変わった。
これまで一軍出場経験のなかった江村の顔を頻繁に見るようになった。
江村は去年20歳を迎えたばかりの若者で、未熟な部分も多いとは思うが、
先日、一試合見た限りでは、捕球なども悪くない。
お金のないマリーンズにとって、捕手は叩き上げて育てるしかない。
そこそこの中堅捕手を起用するより、
ある程度は捨てるつもりで、若手の成長を促す
というのはいいと思う。
(監督が、ある程度捨てるつもりなのか、そうでなくて若手の成長と両立させられるのか、わからないが)
キャンプでも、早出居残りで、特打特守と鍛えられていたようだし、
伊東監督、ぜひぜひお願いします。
あともうひとつ、
去年のドラフトで、高校生捕手として注目されていた田村を獲得した。
この選手の今後にも期待したい。