車イスでの通院 | SCD介助生活

SCD介助生活

脊髄小脳変性症の妻と二人で生活しています。
「SCD患者家族の生活」続編として
日常の出来事を忘れないように綴る忘備録です。

先月末から車イスのトライアルを始めた。

福祉用具業者の担当者に、持ち運びしやすい「介助式」でなるべく軽いものを希望し、

日進医療器の「Kaleα」というものを選んだ。

 

 

勤務先で主に使用している自走式の車イスは少々重く、

車の積載スペースに積み込む際は気合いを入れて持ち上げるが、

これは重量が8.7㎏なので片手で持てるほど軽くコンパクトで、

腕の力だけでなんなく持ち上がりストレスなく積み込める。

 

早速今月の脳神経内科受診と婦人科受診で使用した。

車移動で三半規管が揺れると、眼振がひどくしばらく立ってられない妻も、

車イスを使用するとスムーズに移動ができて私の介助もすごく楽になった。

ただしこれまで妻が抵抗していたこと。

“車イスを使用し始めるとその楽さに慣れて依存してしまうこと”

そうなりそうなのが懸念で、最近なるべくリハビリ散歩に誘い歩くようにしている。

 

妻は長年片方に体重をかけて歩く癖がつき、

今年に入ってから歩行時に片方の大腿部が痛むようになったため、

散歩をあまりしたがらなくなっていた。

先々月から歩行器を使用するようになり、徐々に痛みが引いてきたようで、

ここ一か月でなんとか自宅マンションの周り1ブロックほどを歩けるようになった。

少しづつ距離を伸ばしていこうと思うが、

2~3年前のように1~2㎞という距離を歩けるほどに筋力が戻るかは分からない。