歯科検診 | SCD介助生活

SCD介助生活

脊髄小脳変性症の妻と二人で生活しています。
「SCD患者家族の生活」続編として
日常の出来事を忘れないように綴る忘備録です。

1年8か月ぶりに歯医者に検診に行った。

ずいぶん前に歯根治療をした奥歯の一つに歯が浮いたような違和感を感じていた。

レントゲンを撮った結果、歯根が折れて根っこの部分で炎症を起こしているようで、

上あご部の骨が熔けている可能性があると言われた。

 

こうなってしまっては抜歯するしかなく、その後の対策を提案されたのだが、

 

①入れ歯(一番簡単で費用も安い)

②ブリッジ(銀歯で~約10万円、ジルコニア等で~約40万円)

③インプラント(約45万円)

 

この三択から選ぶように言われた。

抜歯からしばらく時間があるのでじっくり考えてくださいと言われたが、

こちらとしては①一択しかないので即答した。

 

奥歯に45万もかけてインプラントってのはちょっと考えられない。

ブリッジは前後の健康な歯を削るのに抵抗がある。

そうなると入れ歯しかない。

 

勤め先の施設入居者で、部分入れ歯はもちろん総入れ歯の方もいらっしゃるが、

自分がその仲間入りすると考えるとショックが大きい。

帰宅して妻から「もうお爺ちゃんだね」と散々からかわれた。

 

歯根治療した歯はほかにも3~4本あるので、

それらもいずれは抜歯することになるだろうし、

最終的には総入れ歯になってしまうこともあるだろう。

 

私が子供の頃、家庭環境も良くはなかったし、

親が子供の歯の健康まで考えてくれるような時代ではなかった。

若い人の白い歯を見るとうらやましく思う。