ロス子供
ブログ書き終わった瞬間
まさかの奴に出会った
終電前の混雑した車内
奴はいた
自らの鼻に指を入れ
全角度を指でこすりたおし
ニトロを貯めた指を
目の前でフラつくOLのYシャツに こすりつけた
と
野郎
それだけじゃ 飽き足らなず
再び核を溜だし
今度は
横の二十歳位の少女のカバンへ
ぬとり
有り得ん が 野郎は 済ました顔で平然とやってやがる
かなりの本能だ
マーキングだ
野郎
何者だ
まだ 鼻に指を入れてる
ただ 鼻に指を入れると
何故か 斜め上を
ぼーと放心したように 眺めだす
指を中心に 左右に頭をスイング
で
核精製
指が
なんか
悪 SAGGA
登場 しない
触れる事など
彼を止める術など
俺などにはなかった
ただ
俺は 怯えながら
彼の死んだ魚のような目を盗み見しながら
無力な自分を守りながら
拡大してゆく 奴のテリトリーの広大さに アメリカを見ながら
一人 これを書き上げたのだった
神よ
何故だ