写真の管理、そして地名と(その2)。 | 高野山への道

写真の管理、そして地名と(その2)。

前回から。
写真の整理は、各地域ごとにやる。

とのルールを決めてはみた。

高野山の住所は、

「和歌山県伊都郡高野町高野山××番地」

これでは、何がなにやら解らない。
なので、【参道】【奥の院】【伽藍】【金剛峯寺】というように整理してみたわけである。

ところが…。

高野山は、元々は、十の谷から成る。
大門から東へ向かって、西院谷、南谷、小田原谷、往生院谷、蓮華谷というように区分けされる。
その程度の知識は持っていた。

が、どこからどこまでがどの谷か解らない。
この程度の事は、地元の人なら誰でも知っていることだと思うが、部外者の哀しいところだ。

どの地図を見ても区分けされているワケではなく、途方にくれた。

以前に立ち読みした本にすこし記述があったようなという曖昧な記憶を頼りに、その本屋に行ってみた。
私の職場のド真ん前で、しかもその書店は立ち読み座り読みが自由なので、買わずにいたのだった。
今にして思えば、これが失敗だった。

記憶を頼りに、2週間ほど通い先日見つけた。
狂喜した。
隣で立ち読みしていたおっちゃんのほっぺにチューをしそうになった位である。

高野聖 (角川ソフィア文庫)/五来 重

¥1,050
Amazon.co.jp

高野聖に関する本だった。
「高野山」や「空海」で検索してもヒットしない筈である。
角川ソフィアの棚は、「秘蔵宝鑰」を探しに行ったと思うが、「空海コレクション1」に入っていたので一度チラ見しただけで行かなかったのだった。
('-'.).。oO(空海著「秘蔵宝鑰」(ひぞうほうやく)「生まれ生まれ生まれて生(しょう)の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し」との文言が非常に有名)

空海コレクション 1 (ちくま学芸文庫)/空海

¥1,470
Amazon.co.jp


こういう調べ物は、一旦廻りだすととんとん拍子にすすむもので、仕事中に仕事をしているフリをして高野山の谷を検索していると、いくつか紹介しているサイトをみつけた。
更に、霊宝館のサイトにも若干記述があった。

帰宅後、飯も喰わずにパンフに区域分けをしていった。
気が付くと朝の5時位である。

その日、Pチャン氏からプレゼントが届いていた。
なんと、本である。

高野山への道
・ありがとうPチャン氏。


この人、天観通でもつかっておられるのか?
ピグの中の人は、まさのその日の私だった。

高野山への道-そして、ある日
・写真はイメージです

つづく