皆様、こんばんは!

本日は、「蔦之助だより」をお送りします。

それにしても、急に寒くなりましたね~。

皆様、風邪には充分に気をつけてくださいね。

歌舞伎座メンバーは、寒さに負けず毎日頑張ってますよ!

今月は、夜の部「雷神不動北山櫻(なるかみふどう きたやまざくら)で、

この綺麗な巫女さん達と、神楽踊りを踊っています。



前列の左から、獅童さん門下の蝶紫さん、私、市川右近さん門下の喜昇さん。

後列の左から、猿翁さん門下の猿紫さんと笑野さんです。

なんだかこの写真、ハーレム状態みたいですね。

えへへ(笑)


さてさて、今年もあと数週間で終わってしまいますね。

皆様、年の瀬といえば、なにを思い浮かべますか?

年越しそばも、年の瀬の大事な行事ですよね。

実は、そばは、歌舞伎にとって、なくてはならない食べ物なんです。

「髪結新三(かみゆい しんざ)」という演目では、そば屋とそのお客の按摩が、

何気ない会話をしながら、そばを啜る場面があります。

私も、平成中村座において、勘三郎旦那の「髪結新三」で、この按摩の役を勤めさせて頂きました。



芝居中にそばを食べる事は、なかなか難しく、また、ちゃんと良い所で食べ切らなくてはいけません。

ですから、幕が開く前に、小道具さんから、そばを渡され、

それから、自分の都合の良い量まで、先に食べておきます。

ですが、中村座には、幕の内側にも桜席という客席がありますから、そこのお客様から、

「あ!みて!幕が開く前からホントにおそば食べてる!」と、笑って頂いた事がありました…(苦笑)

そんな、歌舞伎にとって、大事なそばですが、

実は私、母の実家が、東京は江東区南砂町で、四代続く、そば屋なんです。



「いなりや」

http://s.tabelog.com/tokyo/A1313/A131303/13056883/

ですから、幼少の頃から、主食の様にそばを食べていました。

これが、当店自慢の、天ざるです!




美味しそうでしょ~♪

男女蔵さんも、ウチのそばが大好物で、かなりの常連さんです!

年越しそばは、是非、いなりやで!!

………



って、豆知識から、身内の宣伝になって、すみませんでした(笑)

それでは、最後に、今年2月、歌舞伎座に雪が積もった時の写真です!

なんとも綺麗ですね。

今冬も積もるかな?