今回、落成式に参加した6名の支援者の方も、日本の支援者の代表として一人ずつスピーチをしました。皆さんそれぞれ、とても心のこもった温かいスピーチをされています。私達日本の支援者の皆さんの気持ちが村の人達にも伝わったのではないかなと思います。

こんなに盛大な落成式とは思っておらず、メディアの取材が沢山来るとは知りませんでしたので、私達みんなとてもラフな格好で参加してしまいました(苦笑)

参加者の方のスピーチ1(動画)


参加者の方のスピーチ2(動画)


村の子供達の代表
Heal the World ♪

ブレイヴェン州州知事
Heal the World ♪

KHJ代表 シンホンさん 
Heal the World ♪

村の代表 グォンサンさん
Heal the World ♪

現地の有力者の方のスピーチは、日本語の通訳がなかったので、内容は詳しくわかりませんでしたが、それぞれの方の表情や様子から、本当に喜んでもらえていることが伝わってきました。

村の代表のグォンサンさんは、現在バッタバン州(副首都)の裁判長をされていて、前回視察で村を訪れた時にも大変お世話になりました。

とても熱い方で、村への思い、子供達の未来、カンボジアの未来、教育についての話が始まると止まらなくなります。

ご本人は子供の頃は、非常に貧しくポルポトの内戦の影響の下、とても厳しい生活環境で過ごされてきました。

しかし、どんなに貧しくても、学校に行けなくても、とにかく自分で勉強を続けた、机がないから正座をして膝の上に教科書をおいて勉強をし、食事をしながらも勉強し、夜は灯りがないので魚の脂で火を灯して勉強し、川の向こうの学校に通うのに舟に乗れなければ、教科書が濡れないように持った手を高く上げ続けて泳いだと話を聞かせてくれました。

貧しい環境でも苦労して勉強しつづけた結果、今の地位まで上がる事ができた。だからこそ、村の子供達にも頑張って欲しいという気持ちが人一倍伝わってきました。

グオンサン曰く、自分の子供の頃の時代と比べたら、今の子供達は本当に恵まれている。こんなに立派な校舎もできて、自分次第で勉強できる環境もある。だからこそ、その環境に甘えずに頑張って欲しいと言っていました。

そんな話を聞くと、私達日本人は一体どれほど恵まれているのだろうと思いますし、これほど恵まれた豊かな環境で生活できていることに改めて感謝しなくてはいけないと感じずにはいられませんでした。