おはようございます。
連日蒸し暑い日が続いていますね。
ジャケットを着る際には、少しでも涼しくしたいものです。
ジャケットの表素材にも涼感をもたせるものが
増えてきていますね。
高級ラインではゼニア社のクールエフェクト。
他にも最近ではクールマックスやコールドブラックなどの
化学繊維が使用されています。
もちろん表地は大切なのですが、
見えない所の裏地も実は大きな役割を果たしています。
裏地の素材は既成品ですとポリエステルが多いです。
コストパフォーマンス・耐久性・発色の良さ
こうしたメリットが関わっています。
ただ、夏派蒸れやすく
冬は帯電性が高いため、静電気に悩まされる・・・。
これがデメリットでしょう。
僕が推奨する裏地素材はキュプラです。
キュプラ(cupro)とは、ドイツで生まれました。
綿の花芯から取った繊維質を集めて
作られた再生繊維のことです。
シルクよりも摩擦が少なく、
とても袖通りが滑らかになりますので
着心地が良くなります。
そして、湿気を外に逃がしてくれる。
これが夏場のジャケットを着るビジネスマンには
嬉しい特性なのです。
しかも、冬場には静電気が起きにくい。
この蒸し暑い季節のジャケットスタイルを
少しでも快適にすごす。
たかが裏地。
されど裏地。
直接肌に触れる素材だからこそ、
今もその先の季節も心地よくしてくれる。
裏地にどんな素材を使うか、
どんなデザインを選ぶのか。
あらためて考えてみるのも
楽しいのではないでしょうか。