試着は必ずするべし | 日本一多くの男性をコーディネートしてきたスタイリスト西岡長政が教えるできる男に見られるコーディネート術

日本一多くの男性をコーディネートしてきたスタイリスト西岡長政が教えるできる男に見られるコーディネート術

株式会社ファッションスタイリストジャパンのスタイリストブログ。
白金台にあるサロンにて、男性向けのコーディネートを行う他、各種セミナー、スタイリストの育成を行っている。

毎週水曜日はファッションの33の掟をお届けしています。


掟21 試着は必ずするべし


皆さんはこれまでに、

洋服の買い物で失敗した経験はありませんか?


何度もお伝えしているように、

洋服は一度購入したら形として残ってしまうものです。


もし似合わない服を購入してしまったら…


着こなせずにクローゼットに眠ってしまう可能性がありますよね。

または、似合わないと気付かずに着続け、

思われたくない自分を表現し続けることになるかもしれません。


そう考えると、洋服選びは重要だと思いませんか。


皆さんは洋服を購入する時、

じっくりと時間をかけて選んでいますか?


もしかしたら

時間をかけずに妥協して購入した結果、

箪笥の肥やしになってはいる服もあるのではないでしょうか。


ファッションで変わる!「自信」「信頼」「活躍」に繋がるコーディネート術

実は皆さん、心の底では

洋服がモチベーションを上げてくれることを知っているはずです。


イメージしてみてください。


もし皆さんが

「素敵」と言われたら

「カッコいい」と言われたら

「似合っている」と言われたら

必ずその服を着るはずです。


決してクローゼットに眠ったままにはなりませんよね。


そうなんです。

洋服は確実にモチベーションに影響するものなのです。


だからこそ、

プロである店員さんの話を聞きながら、

本当にその服は似合っているのか、

自分の持っている服に合わせられるのかを確かめる
必要があるのです。


とは言え、

「店員さんはいつも忙しそうだし

お店が混んでいるとゆっくり試着はできない…」


そんな声が聞こえてきそうですが、

もし皆さんが心から

身だしなみの大切さを理解し、

気を付けなければならないと思うのであれば、

店員さんの忙しくない時間を見つけて買い物に行きべきです。


なのになぜ皆さんは、

土日のお店の混んでいる時間帯に行って選んでしまうのでしょうか。


土日しか休みがないという方も多いと思いますが、

その場合は、平日に有給を取って

じっくりと教えてもらいに行くのもひとつでしょう。


そのくらい洋服選びは重要だということです。


今まで、買い物で失敗した経験の多い方は、

決して誰が悪いわけでもなく、

実は選び方に問題があったのではないでしょうか。


ただし、

洋服屋さんやブランドショップに限界があるのも事実です。


と言うのも、店舗にある服だけで、

お客様のなりたい自分

目標としている自分になれる服を見つけるのは難しいからです。


お客様の背景を聞き、時間をかけて選びだし、

店舗にないのであれば、頑張って見つけてくれるような店員さん

本物(プロ)の店員さんです。


ファッションスタイリストジャパンでは、

お客様がどんな洋服をお持ちなのかを把握するために

ワードローブというサービスを行っています。


お客様の洋服を送っていただき、

その服が今後使えるか使えないかを見直すというサービスです。


「この服は、サイズを直せば使えるのではないでしょうか」

などの提案もさせていただいています。


ファッションで変わる!「自信」「信頼」「活躍」に繋がるコーディネート術

以前、こんなことがありました。

30代の方のワードローブを行っていたところ、

高校生の時に購入されたニットが出てきたのです。

なんと、15年ものです。


そうなんです。

洋服は一度購入したら長年残ってしまうものなのです。


その30代の方が15年経ったら、

今度は何歳になるのでしょうか。


皆さんも、今購入する服を

15年後も着る可能性があるということです。


家を購入する時のことを考えてみてください。

家は一生に何回買うものでしょうか?

ほとんどの方が1回ですよね。


洋服も、長年残るもの(着続けるもの)なのであれば、

一生に1回というくらいの気持ちで購入していただきたいです。


洋服を試着をしないで買うということは、

家を内見せずに買うのと同じことです。

そう考えると怖くなりますよね。



だからこそ、必ず試着をして、

しっかりと自分が持っているものと持っていないものを見極めて

選んでくれるパートナー(店員さん)を見つけるようにしてください。