■”個人”の誕生■~芸術や詩人そして宗教や哲学者も生まれた~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

朝から強い雨が降る川崎の朝です。
今日は3月11日、東日本大震災から8年。

仮設住まい、行方不明者、関連死、
原発事故等はまだまだ続き、
被災者、ご遺族の方々の気持ちは
何年経とうと変わるものではない。

あらためて、この事実を心に刻みつける一日にしたい。

犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。


月曜日、今週もよろしくお願いします。
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ドラッカーは、
灌漑の行き届いた都市では、
必要な情報の供給源と、
その情報を広く共有できる知識に加工する方法、
この両方を整備する必要があった、
とした。


そして、これらの都市は、
”個人”を誕生させたと続ける。


都市の外に出れば、
そこにあるのは部族だけで、
こうした部族の内部にいる”個人”は
一顧だにされなかったが、
灌漑の行き届いた古代都市では、
この”個人”に関心を向ける必要に迫られたとする。



「これに伴って、

 思いやりや公平性といった考えが生まれただけでなく、

 私たちが知っているような芸術や詩人、

 そしてやがて宗教や哲学者も生まれてきました。」

~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1960年代)