■まとまった時間をつくる■~仕事が要求する時間を知る~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

穏やかな雲がところどころに浮かぶ、
川崎の朝です。

北海道胆振東部地震発生から3日目、
余震が頻発する中、
懸命の救助活動が行われているが、
被災データの数値は日増しに増加する。

また、衣食住に関するインフラが
圧倒的に不足している。
迅速な復旧活動が求められる。

今日もよろしくお願いします。


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ドラッカーは、
誰もがマネジャーの時間を奪う、
とした。


しかし、重要な仕事には、
まとまった時間が必要になる
ということを知っているマネジャーは少ない、
と続ける。


たとえば本格的な企画書作成には、
一次稿の前段階のゼロ次稿をまとめるのに
5時間を要するが、
これを1日10分をひと月かけても、
出来上がるのはいたずら書きのようなものにすぎない。


意思決定についても同様で、
一度に使う時間が10分では、
どれだけ時間を使っても
正しい決定は下せない。


また、顧客との打ち合わせにおいても、
協力関係や信頼関係をつくり上げるには、
1時間~3時間を必要とする。


ドラッカーは、、マネジャーの仕事というものは、
中断されることのない連続した時間を
要求するものなのだ
とする。
 


「したがって、マネジャーとして成果をあげるには、

 それぞれの仕事が要求する時間の大きさを知り、

 時間をマネジメントして、時間のかたまりを

 捻出しなければなりません。

 そのためには、早起きをして、三時間働くことも必要です。

 大変でしょうが、疲れきって夜遅くまで働くよりはましです。

 そもそも、夜の時間は家族や自身のためにあります。」

~P.F.ドラッカー「われわれはいかに働きどう生きるべきか」(第一章 仕事で成果をあげる)