■トップマネジメントの課題■~刺激と情報、思考の供給~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

明るい日差しの高知の朝、
昨晩は高知上空を台風通過、
緊急避難情報がスマホに
頻繁に発信されたりしましたが、
幸い何事もなく無時終了。

台風一過のさわやかな空、
ウォーキング日和です。

今日も一日よろしくお願いします。

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ドラッカーは、
ドイツ銀行の成功例には
3つの教訓があるとした。

教訓1
◆トップマネジメントに特有の仕事が存在すること

  →組織には、トップマネジメントの
  取り組むべき課題が数多くあるが、
  それは、法的な権力や 権限を持つからではなく、
 事業全体を見て、意思決定するという特有の仕事は
 トップマネジメントにしかできない。

教訓2
◆トップマネジメントには独自の構造が必要なこと

   →他の組織とは異なる、独特の組織構造を必要とする。

教訓3
◆トップマネジメントには、独自のインプット機関が必要なこと

   →自らが行う意思決定に必要となる刺激と情報、思考を
  インプットするための独自の機関を必要とする。



「組織には、トップマネジメントの課題

 というべきものが数多くある。

 だが、それらがトップマネジメントの課題であるのは、

 トップマネジメントがトップにあるからではない。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(Part3 マネジメントの戦略 36 ドイツ銀行物語)