■人体における神経伝達物質■~”私とあなた”ではなく”われわれ”~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

日差しが眩しい川崎の朝です。

九州では、今日も激しい雨の予報が出ています。
お気を付け下さい。

東京地方は今日も猛暑、
金曜日アルコールだけでなく
水分の補給もお忘れなく。


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ドラッカーは、
目標管理を一つの例としてあげた上で、
経験共有こそが
コミュニケーションの成立には
不可欠だと言明した。

組織の中でのコミュニケーションは、
他人に対して何かを
伝えようとするものではない。

同じ組織に働く人達は、
経験の共有を通して
価値観や知覚を相互理解し、
”私とあなた”ではなく
”われわれ”となる。

このことにより、
コミュニケーションは
組織の有効性を作り上げていく。

ドラッカーは、
コミュニケーションは、
人体における神経伝達物質のごとく、
組織にとっての生命維持装置として
機能するものだとする。


「コミュニケーションは、

  私からあなたへ伝達するものではない。

 それは、われわれのなかの一人から、

 われわれのなかのもう一人へ

 伝達するものである。

 組織において、コミュニケーションは

 単なる手段ではない。

 それは組織のあり方である。」

~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第6章 マネジメントの技能  28 コミュニケーション)