■皮膚は骨格に進化しない■~失敗を重ね、停滞し、坂を下る~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

雲の合間から青空が覗く川崎の朝です。
窓からは、ひんやりとした空気が入ってきます。

今日は一日さわやかな行楽日和、
お楽しみください。

----------------------




∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、、オーナー兼起業家という
堅い皮膚で支えられた企業は
一定以上の成長に耐えられない、
とした。

そして、この堅い皮膚を
マネジメント・チームという骨格と
交替する必要がある、
と続ける。

しかも皮膚は骨格に進化することはなく、
完全な交替が必要になる。

企業が成長に際して、
多様な課題を同時に遂行する必要が出てきたとき、
そこにマネジメントがなければ、
組織は管理不能となり、
目的を達成するために必要となる計画は
実行されなくなる。

管理されない組織は各部分が、
勝手な目的と目標を持ち活動するようになる。

ドラッカーは、たとえ製品が優れ、
従業員やボスがいかに有能であっても、
マネジメントのない組織に成長はないとする。


「マネジメントを欠くとき、

 組織は管理不能となり、

 計画は実行に移されなくなる。

 組織は、マネジメントという骨格を

 持つように変身しないかぎり、

 失敗を重ね、停滞し、坂を下りはじめる。」

                  
~「マネジメント【エッセンシャル版】」-パート2 20 マネジメントの必要性