■公的機関三つの種類■~自然的独占事業~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

雲の多い川崎の朝です。
今日は段々回復しそうですが、
明日は雪の可能性も。

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ドラッカーは、公的機関の種類によって
必要な仕組みは異なるとした。

そして、その公的機関は、
大きく分けて三種類ある、と続ける。

①自然的独占事業
独占事業は、経済的な財やサービスを生産するが、
まさに独占であるがゆえに、
成果に対して支払いを受けているのではない。

自然的独占事業とは、
電話、電力、ガスなど、
地域内において排他的な権利を
持たざるをえない事業をさす。
企業内研究所も、
その企業のなかでは
自然的独占事業である。



「自然的独占事業に必要なことは、

 組織構造を単純化することである。

 自然的独占事業は、たとえ成果に対して

 直接支払いを受けていなくとも、

 公的機関のなかでは成果に

 もっとも近いところにいる。

 自然的独占事業に必要なことは、

 企業が行っていることを

 すべて意識的に体系的に行うことである。」


~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第2章 公的機関の成果 8 公的機関成功の条件」