■ヴィクトリア朝の延長線上■~半世紀は継続の時代~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。
雲の多い川崎の朝です。

金本タイガース、ラミレスベイスターズ、
由伸ジャイアンツ。

顔ぶれが一変するセリーグ、
来期は面白そう。

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ドラッカーは、今日の産業のほとんどは、
第一次大戦以前の半世紀になされた
発明発見の延長線上にあるとした。

そして、この継続性は、
その後の産業構造に安定をもたらしたと続ける。

ヴィクトリア朝の世界と、
新左翼、ヒッピー、抽象芸術、文化大革命、
核拡散、月探査の世界との差は、
前者と古代の民族移動の世界との差よりも
大きいかに見える。

しかし、経済、経済地図、産業構造、
技術に関しては、
現代はヴィクトリア朝の延長線上にある。
この半世紀は継続の時代だった。





「17世紀の後半に貿易と農業が

 重要な存在となって以来300年間において、

 もっとも変化のない時代だった。

 この継続の時代に、

 先進国では経済発展が見られた。

 だがそれは、われわれの祖父や

 曾祖父の時代に敷かれたレールに

 沿ったものだった。」


~『イノベーターの条件』
(Part2 1章「継続の時代」は終わった)