■「継続の時代」は終わった■~経済地図は変わらない~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。
雨降りの川崎の朝です。

安保法案反対活動で見られた「とりま、廃案」。
「とりあえず」と「まあ」の結合簡略だそうだ。

他にも、色々”イラつく用語”がある。

「オニ」…すごく、とても
「逆に~」…逆じゃなくても強調する際に使用。(例)「逆に楽しいんじゃね?」
「普通に~」…わざわざ付ける必要がなくても使う(例)「普通に美味しいね」
「神」…褒めたたえるときに使われる
「ディスる」…軽蔑し、攻撃すること

~イラつく「ゆとり用語」一覧!
(参照)きゃわたん、ゆーて…大人たちをイラつかせる「ゆとり用語」に注意! - ハナクロ


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ドラッカーは、
第一次大戦勃発時に眠りにつき、
その50年後目覚めた経済学者は、
世界の経済地図が変わっていないことに
驚くにちがいないとする。

今日の先進国は、1913年にはすでに
産業上のリーダー・シップを握っており、
その後、先進国入りした国はない。

ブラジル、カナダ、オーストラリア、メキシコなど、
いずれも衛星圈的な成長にとどまり、
先進地域が拡大したというにすぎない。

これに対し1913年までの50年間は、
世界の経済地図が大航海時代に
匹敵する速さで変わっていた。



「日本のような非西洋の国でさえ

 可能とされていた経済発展が、

 第一次大戦後ほとんど不可能になったという事実には、

 今日の経済とヴィクトリア朝の経済の違い以上の意味がある。

 それはまさに、かつての階級闘争に匹敵する

 政治的不安定要因の存在を意味する。」


~『イノベーターの条件』
(Part2 1章「継続の時代」は終わった)