■何を捨てるかという決定■~規模とは制約でもある。~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

雨上がりで、雲の多い川崎の朝です。
東京地方は、今日一日曇り空の模様です。

安保法制反対運動、
昨日も国会前で12万とも、
周辺含め35万ともいわれる人々が集まった。
彼らは組織などから”動員”されたわけではない。
まさしく老若男女、赤ちゃんから80代、
主婦、高校生から学者、政治家様々だ。

60年70年の運動は、労働組合と
学生が中心であったが、今回は異なる。
イデオロギーや党派性に関わらない市民運動といえる。

この様な動きを自民党の高村副総裁は、
「刹那的な世論」とし、
堀江モンは「頭にウジが湧いてる」とする。

アレルギー反応も様々だ。

----------------------

∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

ドラッカーは、
組織の目的をさだめることは
価値判断の問題であるとするした。

何かを選択するためには、
何かを捨てなければならない。

この廃棄の決定ほど、重要でありながら
なおざりにされている原則はない。

また、組織といえども万能ではない。
好むと好まざるにかかわらず、
一時にわずかな仕事しか取り組めない。

ドラッカーは、
組織が従うべきもう一つの原則が
集中であるとする。



「組織は、敏捷さではなく

 規模の大きさによって成果を上げる。

 ノミは自らの身長の何百倍も飛び上がるが、

 象にはそのような真似はできない。」


~『イノベーターの条件』
(Part1 4章 多元社会における組織の原理)